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構えの大切さ

 古武術稽古会 柳心会 稽古録 

 この日の稽古場は久しぶりに利用する場所。思っていたより天井も高く、剣術・杖・居合は問題なく薙刀も身体を上手く使えばできるかな。駅から少し離れているから、頻繁には使えないけど時々なら良いかな……どうだろう。

 杖:膝の緩み、廻杖から巻落の部分稽古へ。型稽古は、組杖4・5・6本目。
4本目:仕方は、先ずは杖を立てること。そこから打方の身体の状態を把握して崩して極める様に。
5本目:仕方は、中途半端に上段へ構えず堂々として動く。この型は、打たせる勇気が必要です。
6本目:仕方は、まずはしっかりと巻落して、打方を崩すことが第一です。打方は、巻き落とされた流れを受け入れて、袈裟に打つ。

 柔術:受け身の導入で、足抜きを稽古に取り入れ始めたがなかなかの学びがある。単純だが、奥が深い。構えの稽古から、撞入・片手持肩返を久しぶりに練習。
型稽古:坐技呼吸法・柏手返・落葉・引起
柏手返:三角入・詰・返し・小手返で構成されています。どの技も大切なので丁寧な練習を心掛けて。小手返は足の引き、撞木の開きに追従しない様に注意が必要です。
引起:右手の引きは、柔らかく掛けて、半身で入る様に。動きは単純ですが、全てを一致させる様に。

 剣術:構え・廻剣・切落・中心立を練習後、小太刀稽古へ。
小太刀:構えから相小太刀で、波立・受け流し(順・逆)・型入など練習。
波立:流しの稽古をする時は、当てて流す様に。受け流しでは、ないので動きの違いを念頭にいれて。
受け流し:道具で自身の身を守る意識と受けてから最小の動きで流す様に。身体が捻じれて道具と身体の位置関係が崩れない様に。
型入:ただ何となく稽古はおこなわない様に。稽古の意味を能々考えることが、その先を分けます。

型稽古:間切
間切:仕太刀は、打太刀に対して誘い、打たせます。この間・拍子を掴むと他の型への汎用性に繋がります。小太刀全般に言えますが、雑に構えないことが大切。特に左手の処理がポイントです。下手な構えより雑な構えは百害なので、何度も確認を。

 居合:縦抜・切上・横刀・立居合6本目・坐居合12本目
居合6本目:横刀で付けて、逆の受け流し・袈裟斬を学びます。
坐居合12本目:Yさん・Iさん共に良い感じで抜けていた。Yさん、だいぶ鞘出しが良くなって来た。意識して稽古している効果が出て来たかな。Iさんは、二の斬りへの入りが次のポイントかな。この部分は、意識の持ち方が多分に反映されるので付けの感覚を大切に。