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Blog 稽古録

2021年3月6日 稽古録

 稽古を行っている亀有地区センターの改修工事も一段落した様子。天井の照明も新しくなり光の流れも奇麗な感じで良い。気温も朝から良い感じで春もすぐそこまで来ているなぁ~と。

 稽古は何時ものストレッチから、久しぶりに呼吸法を少し練習。基本的に下丹田を意識して、深呼吸をしっかり行うというのを基本にしています。(心身を緩める事が目的)丹田呼吸法などの呼吸法は基本的にはあまりやりません。深呼吸をしっかりやるだけでもなかなか難しいモノなので、その先は興味がある人が個々人で深めて貰えれば。(希望があれば指導はします)

 縮地歩法での意識の持ち方を少し説明。この稽古をすると足の緩みがメインになりがちですが意識をどの様に働かせるかも重要な要素です。(師匠の縮地法は見事なモノだった)この意識の持ち方は、剣術、居合術でも同じように扱うので、忘れないで貰えれば有り難い。

 体術の対人稽古では、久しぶりに「手解き」・「座技呼吸法」・「突入」「左身捌」など稽古。座技呼吸法は手解きの動きを基礎として、相手の中心を「詰・抜き」で崩し落とします。突入では、受けの中心は捉えても押したり、引いたりしない様に。左身捌は、立てる際に捌いたり、払ったりしない事が大切。

 剣術は、廻刀を丁寧に行ってから大太刀での受を練習。小太刀では、中世兵法研究会で研究・復元された中条流の鹿構からの入りを導入として稽古。入りの稽古だけでも学ぶ事が多く面白い。そこから小太刀型稽古へ。「受入」・「受流」などを行う。鹿構の効果か怖がらずに前へ入って来てくれるので動きが良くなっていた。小太刀は怯まずに入る事が大切。

 居合術は、基本刀法「袈裟斬」を中心に。刀の陰に入る事が大切、その際に作為的な動きをなるべく小さくする事を忘れずに。型稽古は、坐一本目「向覃中刀」を稽古。廻刀は刀を回さない事、体捌と立てる事。手順自体はSさんも覚えた様なので、後は稽古あるのみ。