柳心会では、月に数度居合を中心にした稽古を行っています。通常より少し早めに稽古を始めているのに、寝坊してしまい焦り💦で急いで稽古場へ。(寒いと起きるのが大変です)
始めに刀の抜き方の基本である腹抜・壁抜を時間を掛けて、細かく練習。体で抜く事の基礎と難しさを確認しながら地道に丁寧に。鞘引では、左手でお腹を横にさする感覚を覚えて貰いながら両肘を緩めて、刀が腹から外れない様に。壁抜きでは、鞘の落としと撞木足の作りの一致と軸の位置に気を付けて。両足を固めて踏ん張らない事も大切。
基本刀法では、縦抜・腹抜突・切上の基本から拍子を変えながら練習。多拍子のなかで動きを切らずに滑らかな動きで静かに抜いていく。一つ一つの動きを確認しながら、囚われない様に。慣れて来たところで拍子を減らして行き、間を詰めて行く。此処で先の稽古との差にどれだけ気づいて修正出来るか。静かに抜くという事は遅く抜くという事では無い事。拍子を減らして抜くという事は速く抜く事では無い事などを感じて貰えれば幸いかと思う。
型稽古では、初伝型1・2・坐の居合、向覃中刀・後腰車刀・前肩井刀など稽古。動き易い形から複雑な動きへ段階をおいて。同じ型を稽古しても個々の理解、練度、表現しだいで同じように見えないから面白い。別の様に見えても根底に流れるモノは同じなので、其処さえ大切に出来るのであれば表面は段階的なモノなのだから。
今日も変わらず一歩一歩。