前日に引き続き良い朝。春が近づいて来て身体が活性化してきたか??寝起きが良いのは助かる。
稽古は呼吸法から。下丹田を意識して、呼気を長く設定する様にして各自が出来る範囲で。四拍呼吸の様に同じ間でも良いが、基本は呼気が長くなる様に。その後は伊吹呼吸法で身体をスッキリさせてみる。伊吹呼吸法は、気分がモヤモヤしている時などにすると良い気分転換になるのでお勧めです。膝の緩みから、型稽古での足捌と軸について少し練習。膝の緩みが型稽古の動きの中でどの様に活かされるのか、掘り下げてみるのも時々は良いかな(この辺の感覚、理解は上達に直結しているので、それぞれが自分の気付きで掴んで貰いたいところ)
腹抜・壁抜の基礎から確認。鞘落の所作が曖昧になったり、抜き出しの際に鞘の握りが強くて固めてしまう事が有る様子。鞘を柔らく扱う事が基本となるから、それを身に付けるために上帯で稽古するのも良いかもしれない。さてさて。壁抜は剣体の一致がわかり易いので各自工夫して、良い雰囲気を掴んで貰いたい。
基本刀法は、縦抜・斬上・横払・付けなど。三拍子を基本にしながら、慣れて来たら二拍子で抜いてみる。型稽古では各刀法で学ぶ動きを、一拍子で抜いて行くことになります。刀法を個別に研鑽し動きを深める事は、各自が型を深めて行く上での規矩になると思っています。焦らずに重ねて貰えればと。
基本型居合術では、考案中の陰払を稽古してみる。ここで基本刀法の袈裟斬りをやり忘れている事に気づくが……勢いで進める。会員の動きを見ると右手の抜きに意識が行っている模様。仕方がないが、初伝でのポイントは「螺旋での向き直り」「慌てずに抜く」この二点。受流しの部分はその後の課題になります。
坐居合術は、5本目・7本目・3本目の順で稽古。7本目は鞘引での抜きを大切にしながら、軸移動・浮き上がり・鞘引・斬りが一致する事を意識して(動きは単純でも奥深く研鑽には良い型)
稽古の終わりごろは、各自稽古したいものをそれぞれ抜いて行く。自分も坐居合12本を順に抜いて行く。9本目で久しぶりに肋骨下部付近に鞘を強打させて悶絶する。基礎基本を確認している良い影響なんだが参った。会員諸氏は抜くときは気を付けて!!