自主稽古前にNさんから剣術型の動画を取りたいと提案が有ったので、動きを解説しながら撮って貰った。動画を見直すと自分がイメージしている動きと乖離している部分があり反省と良い学びになった。自分の動きと感覚の差を埋める事が稽古になるので、動画を撮って観直すのは時々やって行きたい。
自主稽古の杖稽古は、廻杖から。杖を扱う上で基礎になるので、身体と道具の繋がりを感じながら個々の動きを練って貰えればと思う。組杖は二本目を稽古。寄りは杖の受けから始まる型なので、体で受けられる様に工夫をして貰いたい(腕の位置も注意が必要!!)受けから膝を緩めて、きり返す動きは慌てずに杖で相手を捉えて打てる様に。
体術の軸作りは太極拳の起勢を借りて行ってみる。両腕の動きに身体が影響されない様に気を付けながら呼吸を重ねて。これだけで良い気功になるので興味がある人はやって貰えれば。
体術基礎稽古は、三角入と三角詰を先週に引き続き行ってみる。三角詰は剛と柔の二種類で。これは技ではなく基礎になる概念を学ぶ動きなので丁寧に。柳心会で行う体術は、柔術(護身的な動きも含めて)の基礎的な動き・概念を学び深めるモノと考えているので会員は注意して下さい。手解肩返も受けの軸と中心を捉えて崩す事を基礎としてやって貰えれば。受けも膝の緩みが活きて来るわかり易い形なので、腰を残したりして、ただ受けない様に。
剣術で上段からの基本受をする際に、打ちの刀(木刀)を受ける位置がズレているのが見受けられるので確認が必要かと思う。柳心会での受けの位置は、體の上下左右を抑えている所が最善なので適時確認を。
型稽古では、引疲の寄待の動きを少し解説。寄る際に刀の切先が上下しない様に扱い付ける事が大切。刀が波打つとそれだけで誘いになってしまうので、大きく三拍子で動くのが良いかと思う。待ちは流されてからの切先で、寄りの中心をしっかりと追う事。ここが曖昧になると宜しくないので。他に基本組太刀四本目・三角切留等行う。
居合術は、床返・穂影から稽古を開始。鞘引と撞木遣いの一致と肘の緩みなど。鞘なりに抜く事を忘れずに。型稽古は、本腰・坐の一本目・七本目を行う。本腰は大上段からの右袈裟斬りを腕ではなく体で行えるように。今日の居合術は、少し稽古時間が短かったのが反省。