2021年7月31日 稽古録
連日のオリンピックで活躍する選手の身体性と精神性にアレコレと思いを馳せて、自国開催だと何気にみるモノだな~とこの頃。今日も楽しくためになる稽古ができれば良いなぁ~と
杖稽古は、廻杖から。バトンの様に杖を柔らかく持ちながらクルクルと廻しながら、身体と杖を繋げてゆっくりと身体を動ける段階へ。袈裟打ちは袈裟左右、逆袈裟左右を繋げて打つべき場所を意識して出来る様に。切先返左右を連続で。左右の入換では、身体の軸線と中心を守りながら付けられるように。
型稽古は、三本目「赤城」・六本目「飯縄」を稽古。赤城の型構成は、非常に単純なのでその分打方との間・拍子が重要になります。仕方は、打方に打たせる事と体捌・切先返の一致を明確に。飯縄は、打方に突かせた上で、巻落としが出来る様に膝を柔らく使って下さい。
体術稽古は、歩法各種と受身・礼法と体捌を。コロナ禍でもあるがそろそろ柔術の型稽古をやって行こうかと思っている。個々の細かい崩し、意識の持ち方などにフォーカスして来たがそれで終わってしまっては、「型稽古」が出来ない。鶏が先か卵が先かの話になってしまうが、型稽古があってこその柔術。出来なくて悩んで大変かもしれないが、次の稽古から出来ればと。
相対体捌で、各自縦の動きが良くなって来た。崩しも大切だが、それを支える動きの確認にもなるので、軸と膝の柔らかさを活かして。
剣術は、原点の袈裟打の確認から。安易な刀(木刀)の速さよりも打つべきラインと軸の一致。その上で体をのせて重さ(威力)を出して行く。速さを意識してしまうと雑さが先行してしまうのでまずは一致から。本当に速さ・重さを求めるなら、木刀を何本もダメにする覚悟が必要。抜ける為にはそれなりの代償が必要。丁寧に積み重ねて行けば、最小限ですみます。
剣術型稽古は、基本組太刀一本目・三本目(※当会の基本組太刀は本数名が正式名称)
三本目から稽古。仕太刀の抑えから。撃ち返したり、押さえるのではなく「抑える」事。打太刀はその抑えのため動いて行きます。やり取りの一歩目です。
一本目は三本目の抑えを踏まえて、最後の一刀で相手の中心を取り勝ちます。仕太刀は打たせながら、抑えて、待ちます。呼吸は合わせても同調しない事が大切です。
居合稽古は、床返しで刀と体軸の一致を図り、坐の十本目に繋げました。抜き付けは、腰を入れず半身で、二の太刀は膝の緩みを活かして。