2021年10月16日 稽古録
稽古場に向かっていると雨が降り始めて、徐々に強くなり仕方なく傘をさす羽目に。振り続けずに帰りには止んで欲しいと思いながら稽古場へ。
杖
八相からの袈裟打を丁寧に練習。ここで両腕を伸ばす事を改めて。これが出来ないと相手との間を掴む事が出来ないので疎かにせずに癖づけて貰いたい。
型稽古は、富岳(四本目)を行う。これは打方・仕方共にそれなりに出来ないと成り立たたない型なので部分稽古から。打方は、仕方の中心への意識と下半身の緩みを。仕方は打方の肩の抜けるラインと腕の緩みが大切。最後になぜ緩みが必要か解説。柳心会での稽古は全て繋がっているので感じて貰えれば良いかと思う。
居合
腹抜・壁抜と基礎の動きを確認してから、型稽古へ。正面斬の通常と間詰を行う。特に間詰の付けはただ行うだけでは意味がないので注意が必要。付ける事の意味と動きを個々に深めて貰いたい。坐居合は向覃中刀・前肩井刀を行う。坐の一本目の斬りの動きで大切な事は体捌で斬る事です。見える動きに惑わされない様に。
小太刀
構え・素振り・基本受け形の確認を行ってから受けの稽古へ。型稽古は、波立・受流にそれぞれ段階を置いて練習。最後の間の動きは、構えがしっかりすると良い感じになるので構えは大切。久しぶりに昔稽古した型を行う。見栄えが良い型なので楽しんで貰えた様で何より。受け・巻落・詰め・腰斬と学べる型なので積めてみようかと思う。
中太刀
切返の間詰を久しぶりに行う。大切なのは腕ではなく、体捌と剣の一致、そして中心への圧。これが出来て来ると型稽古も一段階上がるかな。
型稽古は、華車刀と右旋左転を行う。特に右旋左転で寄太刀の女子に裏を取られて詰められたのは良かった。この裏を取る動きを明確にすると型の構成が変わるからさてさて。やり取りを考えると方向性としては間違っていないから、悩ましい。
柔術
両手持崩・鬼拳を練習。両手持崩しは、基礎的な動きなのでしっかり練習。鬼拳は、柔らかく動く事と右半身での斬りが大切。受けが間で詰めても慌てずに柔らく動けるかが大切なので、動ける所まででOK。