古武術稽古会 柳心会 2022年3月19日 稽古録
杖:袈裟打・上下の打分けと基礎の確認を行ってから、組杖1~3本目を各組で互いに稽古。
組杖1本目:打方の突きを仕方は杖をすべらし、捌き受けをして杖を叩き落とす。
組杖2本目:袈裟打ちを受けてから、膝の緩みで打ち返す。最後の縦回転は杖先で導く様に。
組杖3本目:杖先で付ける位置と体の位置関係の確認が大切。
柔術:軸立・呼吸法で身体を一旦リセットして、各種基本の確認。体捌を単体・相対で仕確認してから小手詰・小手返の練習。今回は体捌で練る動きが各技でどの様に活かされているかにフォーカスしてやってみる。
小手詰:詰める動きと膝の緩みを一致させて受けを崩す様に
小手返:体捌の転換部分を使い、小手は開かずに縦に落とす様に。
小手返の稽古では、手首・肱・肩・中心へと繋げ、詰め(抜き)で崩す基本を学べるので、丁寧に掛けると学べることが多い。
剣術:構え・素振りと確認してから巴合・打受・中心立と集中して稽古。
巴合:廻剣と足捌きの一致。始めは廻剣を大きく三拍子・二拍子と拍子をとりながら練習するのが良い。受け流しをする際は、頭部を守る様に行う事が大切。
中心立:面で受けて、打ちの中心を的確に捉えられる様に。
型:右転左旋(初伝遣い)
待太刀の袈裟打を受け、太刀のラインで受け流し裏を取る様に。この型は待太刀の太刀捌きと体捌の良い稽古になるので寄太刀の動きに慣れたら待太刀を。
居合:座構えで軸移動の確認を行ってから、鞘引き・斬りの動きを体術で確認。最後に受けの稽古。
鞘引き:下に沈まない様に注意が必要。斬り:鞘引きと一致した動きなる様に。
受け:久々にやってみる。捕りの切上に対して的確に受けを取る様に。ただし間の受けの稽古なので捕りの初動が大切になる。準備をしてから動く様では稽古にならない。ここで気を付けたいのが、どの段階の稽古を受けは行うかとなります。自分の稽古として先を取り合わせることを求めるのか。捕りの拍子に合わせ一致を求めるのか。捕り受け共に速くなく遅くなく一調子の動きで行うか。何を行う(学ぶ)稽古なのかの共有が大切になるので、コミュニケーションをしっかりと。