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Blog 稽古録

間合いを大切に(小太刀・二刀)

古武術稽古会 柳心会 2022年9月03日 稽古録

 9月に入り、本格的に小太刀・二刀の稽古を始動!!
小太刀では、半身の使い方と短い武器での対応方法・二刀では左右の身遣い等の習熟が目標かなと思う。薙刀の稽古も少しずつ進められたらよいな……

自主稽古
杖:杖は緩みから、引落・巻落の稽古へ。引落をする際は真下へ落とす様に、打ち落とす形にならない様に注意が必要。
型:巻落
この型を稽古すると握りを柔らかく扱うことが体感的に判るので良い練習になるかと稽古をみながら。
小太刀:構えと半身の取り方を確認してから、相小太刀で波立の練習へ。
型:波立
波立は、①受ける②流す③間と三つの形がある。それぞれ解説して①・②を稽古。

柔術:軸作りと金剛指で緩みを稽古してから、中心取りへ。何と無くしてしまう歩みに大切な意味を付加して。ながれで歩みからの受身各種も練習。
型:坐技呼吸・柾目返・柏手返・落葉・褐尾崩
柾目返:①引き②立③ライン④?を解説。基礎稽古は①~③が大切。これらが出来て間を付加して技となる。この型は、応用が広すぎて整理して稽古を続けないと路が見えなくなるので丁寧な稽古と意識が求められるかな。
柏手返:小手返の部分を修正。この形で取り敢えず完成形。
褐尾崩:受けの緩みと軸移動が求められるので、面白い型になったかな。稽古は絶えず相対的で有って欲しいと思っているので流れを知るにも良いかな。

剣術:切返・下段中心立をおこなう。
型稽古で大切な意識の一つに、互いに取る意識を持ち続けることが挙げられます。ただそこに来たら打つ・受けるでは永遠に形以外の上達は見込めません。そこに何を付加し捉えるかが内実を深める大切な要素になります。その一端が、取る意識となります。
二刀:無構えを説明。切先を落とし楽に構える、ただそれだけですがそれで判るなら苦労はしません。三角を大切に。その他に、中段・上段・鷹羽・柳雪の構え等も練習。
型:柳雪刀・満時
柳雪刀:間なしで、一足一刀の間合いで誘い、切落の練習。
満時:基礎となる満時受の形から受けの確認へ。①受けて立てる②半身寄りから受けて立てる等を段階的に練習。

居合:坐居合での三角矩と腕立について。特に腕を立てる部分は、見える動きに惑わされずに本質を掴んでもらいたい。
十二本目の出だし、Yさんが良くなってきた。柄頭で相手を抑える表現ができるかどうかが一つのポイント。六本目は、最後の斬りを工夫して練習。