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徒然稽古録~2~

古武術稽古会 柳心会 2022年12月10日 稽古録

 杖:膝の緩み・袈裟打・巴・松風など基礎を重ねてから、一人杖。一人杖はシンプルで動きやすく馴染むので、先に練習していた動きが一瞬混ざってしまい混乱してしまったが手順を戻せて良かった。一人杖表・裏をとおして稽古。巻落はバリエーションを変えて練習。

組杖:6本の動き・手順を確認してから、順次稽古。
 1本目:打方の突きを躱す際の交点の位置を確認できるように。体捌きに引きずられて捌きすぎないように。
 4本目:打方の体を崩してから、詰めるように。打方の体が崩れていないうちに詰めると取り返されるので。
 6本目:巻落を掛けた際のスピードは適度に調整できると自身の段階に合わせた良い稽古になるかと思います。

 柔術:受け身をおこなう際のポイントを確認。身体を守る・流れに乗る・柔らかく使う等を稽古するのが受け身なので華麗さよりも正確性と主旨を間違わない様に。身体性の向上を目指すのは基礎が身についてから。一致突きは、打撃ではないのでこちらも主旨を忘れずに何を大切にしているのか絶えず確認を。

型:呼吸上・柾目崩(立)
 両技ともに軸を立てて、肘の緩みから。受けの肩を抜く際に掌の指・手首の開き・肘・胸の開きなど様々な技術がある。難しく考えずにシンプルに楽に最小で動きできる様に。基本的に間をみない稽古としておこなっているので学びや工夫としておこなうのは構わない。ただ受けの違和感にならないレベルで。 
 柾目崩:流れでおこなってみたが、良い感じだったので整理して立ちの柔術として組み込んで見ようかな。座りの柾目返の立ちバージョンだが。

 居合:腹抜から各自課題稽古。
坐構からの型を幾つか抜いてみて検証。何も学ぶか、主題をどこに置くかなど。

 坐居合9本目:稽古中の質問で、抜き方、刀の位置、撞き方、足さばきと刀のバランス等を解説。型の手順をそばで抜き・斬ると勘違いがあったようで修正。稽古場・空間の工夫としては有りではある。ただ、そのやり方が当たり前だと勘違いされてしまうのは問題。の趣旨を説明することは大切。

 剣術:構え・素振りと確認してから、車之打をする際の肱使いに付いて詳細に解説。その流れで、三角切留・引疲等の型を題材に肱使いを確認し稽古。
基本は居合で初めに学ぶ基礎の動きが活きてきます。当会の動きはすべて一緒であり現れる諸相が違うだけなので個別に考えずに包括的に捉えてもらえると上達は早いかと思う。
 初伝遣・中伝遣・上伝遣の違いを少し説明。当会における段階をおいての稽古と工夫、何を学ぶのかなど紹介。