杖:基本構えから、突きの基礎練習。その後袈裟打ち(前後)から基本受けへ。稽古の流れで柔らかく受ける技術の解説へ。柔らかく受けるためには、基本受けの形ができていることが前提になるので再確認してもらえればと思う。
組杖:二本目での受けには、先に練習した受けが応用としてあります。五本目では、それぞれ誘いをする意識が芽生えてきたようで何より。打たせる意識と逃げずに大きく動くことが大きなポイント。六本目の後半は、打方・仕方ともに持ち手の柔らかさが要求されるので、杖を握らない良い練習になるかと。
柔術:各受身の基本を確認。前廻受身でそれぞれ頭部が入る様になってきたので良い流れ。そこから軸の立て方・縦に入る工夫・その場で廻りの工夫とそれそれの課題と向き合いながら身体を練っていきます。
側面入身:袈裟での斬り中心に練習していたので、基本の縦に柔らかく崩すやり方で。受けの中心を抑えた上で真下へ崩す。
坐技袈裟崩:膝行膝退の稽古不足が露呈。これは反省……。坐技をやる上で基礎となるので、少しずつ稽古に入れていこうと思う。動きとしては、腕で引かず体で袈裟切をおこない崩せるように。
坐技呼吸法:押さず・引かず、肱の緩みが基礎となるので、動きを注意深く観察・認識することが大切。動きを丁寧に重ねて、精度を高めていければと思います。
居合:坐居合1・7本目を中心に稽古。稽古をする上で何にフォーカスして重ねていくのかに付いて。本来は、語らず・教えず、師や先達の動きをみて学ぶべきことであるかと思うが場の流れで。何に習熟するかを決めるのは本人次第なので、そのきっかけと方向性を示唆できれば幸い。居合の難しさは、自身をとおして方向性を模索するところにあるのかもしれない。
剣術:各種素振り稽古から、車之打ち精義へ。この打ちは主に基本組太刀の二本目・五本目で稽古します。この動きの難しさは、見せて・教えて練習して、単独で形になっても実際に型の中で使おうとすると簡単に形が崩れてしまう所に学びがあると考えています。動く上での注意点を幾つか解説しながら、各自の向上に期待。
基本組太刀二本目・五本目(初伝)
二本目:仕太刀は、守りながら体捌きを学び、打太刀は正確に打つことの難しさを知るところから。
五本目:仕太刀は、打太刀の動きをよく見て間を感じ、打つこと。打太刀は、二本目より高い精度で連続して打てるように、そして仕太刀の呼吸を感じること。