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二刀稽稽古開始

古武術稽古会柳心会2025年09月06日稽古録

杖:膝の緩み・構え・入替・突き・袈裟打(単・相・捌)・上打・切先返・巻落
 型:巻落・型創作(巻落を題材に)
体術:体面伸ばし・軸作り・金剛指・膝の緩み・前受身(前半)
   呼吸法(立ち)・鶚落・小手返・仙骨崩(後半)
剣術:構え・素振り(袈裟打・袈裟打ち確認)・切返・打ち受け・中心立
  二刀剣術:構え・歩み・十字受・型:向満字・横満字・小太刀立
居合:一文字抜・腹抜突・縦抜・坐居合七本目:各自課題

 杖術
袈裟打: 杖先が横にぶれずにまっすぐ前に突き出せるよう、体幹を意識して稽古する。体幹を崩さずに打ち込むことは自然にできるようになるが、指導が難しいため、動きを見せて違いを感じ取ってもらうことを重視する。
切先返: 打つのではなく「付ける」意識で練習する。状況によっては当たることがあっても、意図を明確に持って「付ける」ことが重要。
巻落: 段階を踏んで時間をかけて練習する。巻き落とす側は、相手の動きを活かしながら体を動かす。打方の杖を見るのではなく、中心を捉え続けて崩し極めることに集中する。
剣術
基本構え: 全員で基本構えを練習し、構えの転換時に中心を崩さずにスムーズに行えるよう工夫する。構えと構えの繋がりが非常に重要。
袈裟打確認: 以下の点を確認する。
両腕の伸ばし・間合い・袈裟打の打つライン・姿勢(半身)・道具と身体の一致・撞木の作り
特に「両腕の伸ばし」ができることが重要であり、自身の矩を作るためにまず身につけるべきである。
打ち・受け: 打ちは上段から、受けは頭部前で上下を守る意識を持って形を作る。この稽古は基本の土台となるため、初心に戻り丁寧に積み重ねる。


二刀剣術
構え: 無形と中段の構えを練習する。一刀の遣い方と基本的に同じ。切先を意識して動き、三角形で守るように道具を扱う。
型(向満字・横満字): 形と手順から型稽古を始める。二つで交点を作り、そこを起点にまず受けることが大切。それを平にするか縦にするかで対応が変わる。腕を個別に扱う技術が必要となるため、身体の分離を学ぶのに最適。型の手順自体は単純明快なので、まずは難しく考えずに手順通りに動くことを心がける。
居合
基本動作: 一文字抜の鞘送り・鞘引き・鞘引落の三つの動きを丁寧に練習する。その後、腹抜突・縦抜(片手)で基本刀法を練習する。
型稽古: 坐居合合七本目を中心に稽古を進める。軸の浮き上がりに寄せ・鞘引き、撞木遣いと切の一致などをそれぞれの段階で練習する。