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Blog 稽古録

切落と抜きと六本目

古武術稽古会柳心会2025年11月22日稽古録

 自主稽古:杖・組杖一~二本目・一本目工夫(対剣)・柔術:三角入・柾目返(一)
 体術:体伸ばし・軸作り・膝の緩み・緩み崩し・構え(入替)・側面入身
 居合:一文字抜:表一~五本目・坐居合一・八本目・各自課題
 剣術:古傳型一本目・切落・抜き・抜き入り・
 型稽古:基本組太刀六本目・華車刀

 自主稽古:前半は杖術・後半は柔術の稽古で進めてみる。自主稽古は杖術を中心に行ってきたが今後は柔軟に稽古内容を工夫できればと思っている。
 杖術:組杖一本目の工夫として、対剣の形で型稽古を進める。打方が使う道具の変化により杖をどう扱うのかを示しながら進める。これまでの稽古で基礎・基本が身についているので良い感じで進める。突きか斬りかで対応の見え方は変わるが、遣るべき本質的な動きは変わらない。打方(打太刀)側の要求度が上がる(難易度が上がる)ので、稽古して貰うと良い学びになるかも知れない。
 柔術:三角入と柾目返(一)を久しぶりに稽古する。共に受け手には間を見て軽くおさえて貰う。難易度を少し上げた形で各位に稽古して貰う。手首を持たれるというのは、取側の動き・働きが受け手に分かり易い形となる。ポイントを踏まえて、抑えられる前提で学んで貰う。
 肘の緩み:肘が緩んで上げることで、受け手の肩を詰め・抜き中心を押さえて崩していく。その際に気がはやり、体軸を先に動かしてしまうことが多い。そこをおさえて腕を少し先に出して体軸が追う形にしていくことが大切になる。受け手は単に受けていないので、稽古を通して見直し・学んでいく。

 体術:膝の緩みを通してどこに気を配るのかを感じて貰う。手首を持たれた状態から、腕を立て、受け手を手首から中心へ繋げ崩す練習する。ポイントは二つ、掛けては膝の緩みから動く。二つ目は、受けとして崩しを受け入れて受ける。何を学んでいるのかの点を忘れずにれ練習・稽古する。主題は何かを感じ、理解して自分の向上に繋がる様にして貰えればと願う。
 側面入身:構えをしっかり作り、そこから緩みと体の入替で側面に入身する。取は自分の腰の位置がどの辺りに有ると正しいのか体感で掴んで貰いたい。その数センチが動きの正否を分けることを理解する。入身のあとは、切りで崩していく。切りも腕ではなく、下肢で崩す。上体は胸の緩みを遣うことで初動を小さくしていく。

 居合:表五本を通して身体を修練していく。動きの理解が進むと難しいと感じているモノもスムーズになっていく。そこで立ち止まり、精査して稽古を重ねて欲しい。自分と場を見て、それらと向き合い稽古する。自己に埋没せず場を(前を)みて抜いく。
 坐居合:八本目を稽古していく。腹抜からの切先返をした際の刀がどの位置に、どの様になるのかを伝える。型としてはまずは直線的に抜いていく。直線と胸の緩み・体の入れかえなど一致すべき点が増え難しくなる型なので、何がいま出来ていないのかを観て受け入れていく。

 剣術:古傳型の最初に教わる形を流して稽古していく。さほど説明しないで進めたので、会員諸氏は面食らった雰囲気だったが気にせず進める。これまで稽古してきたことを理解できていれば難しくない動き。
最後は良い感じになった。気が向けば時々稽古に入れていければと思う。
 切返:柔らかく打つ工夫すると各位の良い点、これからの点が浮き彫りになり良い学びになった。次にそれぞれが気を付けていく事柄なので、忘れずに丁寧に積み重ねる。
 抜き:後膝・肘の緩みの連動と一致で越して小手斬りに入る。大きい動きから小さい動きへの変化が必要になる。最後は胸の緩みが活きてくるかが重要になる。抜きからの工夫として小手詰も少し練習する。これは足捌きが重要になる。日頃とは違う動きになるので、緩みの為にも良い稽古になったかな。
 型稽古:稽古の流れをいかして、基本組太刀六本目を集中的に稽古する。六本目の正しい動きをまずは理解することが非常に大切。間の速さに頼らずに型の理合から修正していく。特に前半の袈裟切落の技術と心持ちが最初のポイントとなる。後半は理合を優先してまずは手順通りに動ける様にする。その次が、緩みと間の動きとなってくる。固く分かり易い段階から先を見越して稽古していける様にする。