古武術稽古会柳心会2026年01月10日稽古録
稽古始、気持ちを新たにこの一年が無事に稽古が出来ること、参加してくれる会員諸氏の向上と無事に納める事ができることを祈念し礼と共に稽古を始める。

居合:この日の自主稽古は居合から。今年一年は杖と居合を交互に進めていこうかと思案中。杖は剣対杖の型を、居合は基本刀法を中心にできればと考えている。抜き始めでもあるので丁寧に一文字抜きから。
一文字抜:引落の所作も大分馴染んできた雰囲気が見て取れる。これからはより外側の動きから内側にフォーカスして抜いて貰えればと思う。これは年間を通してそれぞれの段階を踏みながら深めて貰いたいと考えている。
腹抜・突き:左側の遣いから右側の身遣いを伝えながら稽古していく。この日は、中級以上の方々だったので、次の段階を意識して抜いていく。突く際に下肢が停滞し上半身が優位になり抜き付ける事が良くある。停滞する事の認識とどの様に繋げて一体として突き刺すのか、少しずつ伝えていければと思う。
段階稽古として、左半身→右半身→突き→刺すの大きな動きでのやり方を紹介する。腹抜突は向身に見えても半身遣いである事だけは忘れないで貰いたい。流れで鶴一足の身遣いもしばし稽古する。師匠はあまりこの形では抜いていなかったが、その身に宿っていることは抜きを見るたびに感じた良い思い出。
縦抜:引き・前・その場の三段階で肩の引きに注意しながら抜いていく。伝えることはほとんど伝えているので、それぞれの意識と稽古次第といえる。所作と道具の一致、その先の間の速さ、場と対人などは型と対人稽古の繋がりで深めていく。単独の抜き稽古では我が出やすいのでさてさて。

切上:今年の課題。これまで二の次にしてきた反省を踏まえてしっかりと稽古を進めていきたいと願っている……。まずは三拍子から所作と切先の使い方を意識していく。それぞれのポイントを観て伝えていく。刃の方向と切先を活かす抜き付の関係性なども見せていく。腕は素直に伸ばすことが大切。手首で刃の方向を作ることはしない。まずはこの二つを徹底し習得することが大切。速さに拘らずに稽古してもらいたい。二拍子での抜きも少し稽古する。寄せの動きも大切に。
体術:身体の伸ばしから。左右の脇を伸ばしてから、骨盤周辺を動かして緩めていく。縦に働きを伝えながら丸く見える様に動かしていく。表層から少しでも深いところに働きが伝わる様に工夫して貰いたい。
膝の緩み:段階を観て、内在化の動きを少しずつ始める。外にみえるモノに拘ると本質・学ぶべき内容が隠され失われる。「型」の所作が何を伝え様としているのかを解く意志が大切になる。それぞれの動きを個別のモノと捉えず地続きに繋がるモノとして捉えて稽古して貰いたい。
前受身:動きの本質を捉える良い質問があったので解説。疑問や知りたいことは臆さずに訊いて貰えればと思う。新たな気づきを得る貴重なきっかけにもなる。これも膝の緩みの延長にある動きといえる。足を上げるために必要な働きと所作、足を高くし対空時間を延ばすのは芸術的な部分なので拘らずに。私もぎっくり腰になってから足は上がらないので。
剣術:構えから、切先への意識を持ちながら体の入替と変化で作っていく。最後に今年から遣う構えの紹介と取り方を稽古する。それと合わせて足捌きも練習し廻刀打へ。
廻刀打:一打三足で遣う継足に慣れていないので、足の運びに難儀している。慣れるまで頑張って貰いたい。刀(木刀)の運びも慣れた受け流しの形と少し変化しているので、全体の雰囲気から掴んで貰えればと思う。

型稽古:(仮称)一・二
一:これまで当会で稽古してきた型と雰囲気が違うので戸惑いは織り込み済みであったが、良く頑張って覚えて貰えたと思う。(稽古始めに相応しい稽古になった)道具と身遣いの一致が最初の関門になるので今後の稽古で少しずつ形を整えて貰えればと思う。打込みを立てると伝えると想定と違ったので反省!!伝える言葉の重要性を再確認。
二:一本目の流れが良かったので二本目へ。間合い・呼吸・間とこれまで学んできた型とやり取りが違うので打太刀していて学びの奥深さに感嘆する。構えの変化で間合いを変化させる(錯覚)やり方は中々面白く、味わい深い。
中心立:中心をする際の詰めで、上体の崩れが起きやすいので注意深く稽古していく。打太刀の動きを見ずに詰めると間合いが崩れやすい。相対稽古の時は必ず相手と向き合い、動きを絶えず捉え続ける事か肝要になる。
