古武術稽古会柳心会2026年02月07日稽古録
杖術:膝の緩み・廻し杖・三方突・一人杖(単体・相対)
組杖:巻落
体術:金剛指・膝の緩み・足入替・構え・前受身・前廻り受身・背落(裏取)・正面入身(転換)・切入り身
剣術:正眼構え・正眼寄り待ち・正眼上段付入り・切返
型:獅子乱
雪花の中稽古場へ。稽古前に空手を嗜む会員と四方屋話を楽しむ。武道・武術関連の話をとおして伝統と技術を継承伝えていくことの難しさを感じ、アレコレと考えてしまう。伝えられる側の話が多いが、本質的には伝える側の問題・意識の無さが原因なんだろうと思ってしまう。

杖術:三方突きの基本から対人を意識した稽古へ。どの様な動きも武術として行うのなら、対人への意識を当て嵌めて稽古する。其れのみが身の有る稽古する方法なので身につけて貰いたい。※身体操作に耽溺するのであればその限りではないが。
一人杖:動作が時々飛んでしまうのは反省。相対での練習を久しぶりにおこなう。実際に対人で打ち込んでいくと動きの内容・意味を深める。その間を大切にして集中して稽古して貰えると有難い。
組杖:巻落
この日はレベルを上げて稽古していく。動きができる・できないではなく、意識を高く集中することが大切。毎回の動きを無駄にしない意識が大切になります。特に付・極めの動きは見えない働きがあるので拘って貰えたらと思う。
後半は、打方の返しから始まるが、仕方は焦らずに動きの拍子を合わせ身体を捌き、杖の流れに沿うようにし弾き落とす。打方は、巻落の流れに乗ることが必要になる。これは柔術における受けと同等の動きなので任せ受け入れること。

体術:足入替を久しぶりに段階的に練習する。まずは落下して足を抜き入れ替える動きから。世間では抜重など云われているらしいが、違和感があるなぁ〜。次に落下した際に腹を維持し浮く感じ掴み足を入れ替えて貰う。軸を立て維持することで同じ感覚になるが、初心者にはこのやり方が解り易いかと思う。
前廻り受身:ここ最近の個人的な工夫を踏まえて稽古していく。なるべく軸線を動かさずその場で縦に回れる様に受身をとっていく。頭部を入れ込まない受身は個人的には受身とは認めないので会員諸氏は頑張って入れ込んで貰いたい。
裏取:裏を取る感覚(意味)が会員に上手く伝わっていない様子が有ったので、そこにフォーカスして稽古を構築していく。半身で入身し、受けの背(裏)取り背落を掛けて崩す。ポイントは受け手の背面全面をしっかり捉えて掛ける、次に距離を正しく取るようにしていく。
転換:先の動きを踏まえて、横面受けから裏取りに入り正面入身に転換し崩し、一連の流れでおこなっていく。正面入り身に入る際の腕の使い方が、打ち上げる形になり易いので、気を付けて貰えればと思う。別法として三角に首を絞める形も少し紹介する。古典的な展開でもあるので教養として知っていて貰いたい。流れで実際に絞められた際の対応法の一つを紹介する。この様な方法を取る際に重要な事は慈悲を捨て、背負う覚悟を持つこと。

剣術:正眼の構えから稽古を進める。そこから寄り待ちの稽古へ入る。一間以上の間合いから始める。
寄り:初心者は構え歩むことから学ぶことが大切。ある程度できる様になったら、斬り入る感覚を磨いていく。最後はそれらを踏まえて間を学んでいく。
待ち:正しく正眼を構え維持し、捉え続けて護り続ける。この意識・意図をどれだけ保てるかがカギになる。三角の意識も大切になる。
上段切付:待ちが上段から打込む形でも稽古していく。打ちこまれると気が引けて身が竦みやすくなる。その気持ち・身体反応と向き合うことが大切になる。受け入れという事はありのままを受け入れ認める事だと考える。それを踏まえて構えを崩さずに歩み入る。打込む待ちは、寄りの間を感じて動くことが大切
切返:段階的に稽古を進めていく。中級者は引きをどれだけ小さくできるかが課題となる。引く動きは差し込まれる可能性が有ることを知り工夫が必要になる。肘の緩みが課題解決のきっかけになります。上級者は体と剣の一致の最大化を図ることが命題になります。古傳では奥の技術だった様なので頑張って貰いたい。
型:獅子乱
久しぶりに寄り待ち共に詳細に解説する。寄太刀はまずは正しく受けて肘の緩み・傾斜を形どおりに使える様にしていく。待太刀は、打ち込む間合いから袈裟切りを捌く身遣いが最初の課題となる。この身捌きは寄太刀の拍子・流れを感じ動くことが大切です。独り善がりにならない。寄太刀は基本組太刀四本目で適切に学んでいるかが、この型で見えてくるので振り返って修正して貰いたい。
