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Blog 稽古録

 細かい動きを丁寧に。

 武術稽古会柳心会2026年02月14日稽古録

杖:膝の緩み・巴・松風・一人杖(新旧)・組杖五本目
体術:金剛指・禅密功(築功)・膝の緩み・足入替・受身各種(前・後・廻り)・構え・側面入身崩・背落(裏取)・手上げ
剣術:構え・西岸構え(歩法)・古傳型一・切返・中心立・受流・切落(相上段)
 型:華車刀(細部稽古)
居合:一文字抜・坐居合一本目(鞘引き半身遣い)・各自課題

 気が付けば、二月半ばで祝い日で暖かく服装に困る日。稽古場で体感について四方話をする。自己の感度が曖昧なら少しは上げる心構えは必要かと思う。

杖:松風・巴・廻し杖などで身体を動ける様にもっていく。寒い時期は身体の血流を通すことは大切なので、しっかりと行なうがこの日は少しやり過ぎた感じが……難しい。
 一人杖:新しいバージョンの動きが良い感じだったので、旧バージョンも久しぶりに稽古していく。松風からの縦の動きも良い雰囲気があったので、技術として身についてきた感じを受ける。
 巻落:膝の緩みによる杖の差し込みからの巻落を大切にしている。動きの理解が進んでくれば、その動きは最小へ工夫していって貰いたい。打方の動きも少し工夫を凝らしながら稽古を進める。
 型:組杖六本目
 この型の前半・後半の動きを分けて細かく稽古していく。前半は動きの捉え方・意識の持ち方などを中心により深く動きを理解して貰う。後半部は体捌きと型の構造がどの様になっているかを掴んで貰い、遣るべき動きを感じ考えて貰う。それぞれ得るものが有った様で動きに余裕があり綺麗な身遣いとなった。この場合客観的に動きが変化するので、第三者は良い学びになる。

 体術:膝の緩みを少し工夫して、本質的な部分を感じて貰う。ただ動きの準備運動として行って要る訳ではないので意図を感じて貰えると有難い。
 金剛指・禅密功:金剛指で感じる緩みの流れを禅密功(築功)で背中の緩みに繋げてみる。5〜10分程度毎日(一週間程度)おこなってくれれば背中の感度が上がる。身遣いの基礎構築に役立つかと思う。首の振りだけは注意して行って貰えると良いかと思う。余裕があればそのうち横波も出来ればと思っている。
 受身:前後と基礎的部分にフォーカスして稽古していく。基礎は頭部を適切に守る癖を身につけること。特に後受身に必要な顎の引き寄せは身につけて貰いたい。前廻り受身は、最近の工夫を中心に練習する。頭が下がるのは結果だと意識・認識を改めた上で、入れ込むことが大切。あとは足首を立てないことも重要。
 裏取:先週に引き続き、裏取を練習していく。側面入身の身遣いは改めて重要な動きだと思う。背を取る・入る時は受け手の背骨が正面にくる程度には入る様に心掛ける。腰の入りもだいぶ良くなってきたので、上達を感じられて有難く嬉しい。
 手上げ:肘の緩みの鍛錬から裏に入り、引き崩しを掛ける。肩への詰め・引きは柔の動きとしては大切なことなのでこの様な単純な動きで精度と理解を深めて貰えればと思う。

 剣術:各構えの作りを確認してから、陽の構えと歩法を鍛錬していく。動きと構えを一緒に一致させながらすることは、中々慣れない動きではあるが面白い。意識の鍛錬としても有益だと感じる。
 古傳型:先の流れから古傳型一の稽古へ。慣れない袈裟打の仕様ではあるが、納得して捩じらず楽に打って貰いたい。打太刀は早く打つのではなく、呼吸を大切に打ち込んで貰う。仕太刀は慌てずに最小の動きで外し、打ち詰めて入りしっかりと打ち込んで貰いたい。
 切返:各位の段階と次を見据えて稽古していく。中上級者は打ちの間をコントロール・工夫する意識と身体を持てるようになって貰いたい。この打ち込みがそのまま型稽古に活きていきます。
 受け流し:受けの形から腕や手首が余計な事をせずに、打ち込みの流れそのままに流す動きをできる様に頑張って貰いたい。立てる・流す技術は打太刀を観て自分の動きを振り返りながら研鑽するしかなく、積み重ねのみが動きを向上させる。
 切落:この日の稽古では、間合い・拍子についてフォーカスして稽古を進める。打太刀の打ちに対してどう対応するのか。基本は先後の形で進めているので、まずは打太刀の動き出しに対しての詰め方から工夫を凝らす。
 型:華車刀
 全体の動きをみてから、細かい部分の解説と型の構造から稽古を進める。この日の稽古は、どの様に動くことが大切なのか次の段階、最後の形を見せ道標を明確にする。型稽古において打太刀(受け)側は絶えず返す意識(意図)を持って動く前提となる。
 ①足切からの廻刀腰切。雑に遣りがちな部分なので、刀(木刀)の扱い方から体捌きを交えて稽古していく。
 ②寄太刀の腰切を受けてからの転換。難しい部分なので丁寧に積み重ねて稽古していく。ポイントは逃げずに落下を遣い、刀(木刀)を立てて入る。
 
 居合:一文字抜きから各自の課題稽古へ。稽古中に会員の動きを観て、鞘引きによる半身体捌きを主題に型をこなして貰う。余計な意図を消して、鞘引きと半身捌き・廻刀を一つとして動き、二之切に繋げていく。