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Blog 稽古録

転身と受け流し

古武術稽古会柳心会2026年03月07日稽古録

自主稽古:居合
体術:金剛指・膝の緩み・足入替・構え(入替)・受身各種(前・後・廻り)・手上げ
   手解き肩返・撞木小手返・小手返
剣術:構え・素振り各種・廻剣・切返・受け流し
 型:右転左旋
居合:一文字抜・縦抜・坐居合一本目・各自課題型

 自主稽古は居合の基本から抜いていく。床返しでの橦木の作り、鞘引の一致を無心にしていく。型稽古は左足の引きを意識するが、一致がずれる。幾つか理由が見つかるが段階かと結論する。何かの思いは最終的に余計な間となり執着となる。それが結局抜くべき刀の動きを阻害すると見定める。しないという事が本心に繋がればと思う。

 体術:金剛指をゆっくりと解説しながら、身体の節々を緩めていく。金剛指の原型は中国武術時代の手形が元となっている。あの頃は緩めず緩やかな緊張感を絶えず維持していたかを思い出す。
 足入替:膝の緩みの延長にある動き。固めず・溜めず・軸を作らず・飛ばず、遣ろうとせず、シンプルに楽に入れ替える。その単純さに如何に遣らないかを感じて貰えればと思う。今も変わらず、日々丁寧にできればと遣りながら思う。
 受身:基礎は頭部を守るための方便なので、身体操作よりもシンプルな事柄でできることを大切にしている。その延長で技術としての受身も各々が出来る範囲でして貰っている。ここ最近は腰(お尻)を結果として上げて廻ることがマイブームとなっている。
 手解き肩返:肩の抜き・中心の捉え・流れ・下肢への働き、受けの養成などの要点がある。詰めと抜きが基礎となり受け手の癖と主題で掛け方が変化して、深い稽古になる。この動きから何をどの様に深めていくのかを師匠から教わった様な気がする。
 型稽古:撞木小手返・小手返(転換)
 撞木:撞木の働きと中心への捉えで繋げ崩す。受けも動きを感じるのに良い稽古になる型でもある。撞木の働きは色々とあるがこれは其の一端を良く表している。あとは袈裟切か……。前膝の緩みと沈まぬことが最初のポイントになる。
 転換:歩みからの霞への当て身は中々面白い。振らずに縦に伸ばす様に間合いを捉えて、打込む。受けていると間合いの取り方に諸相が見えて面白い。Sさん、初めてにしては良い動きだった。転換もこれまで培ってきた縦の動きが良くできていた。

 剣術:構えの取り方から復習していく。切先を意識して、中心を極力開けずに縦に捌いてい繋げていく。これだけで良い稽古になる。
 切返:左肘の伸ばしにフォーカスして稽古して貰う。構えでも伝えましたが、これが出来なければ適切な間合いを掴むことは出来ません。手の技術に入る前にぜひ身につけて貰いたいと思います。なぜ古来云われているのか、熟考することも良い学びになります。
 切落:基礎から少し上の技術を見せる。立てるという事の意味が伝われば何よりです。これは受け流しにも繋がる重要な事柄でもあります。
 受け流し:まずは基礎の流しから入る。縦に切られる流れを如何に阻害せずに動けるかが重要になる。何を「しない」かが大切になります。また打太刀は、柔らかく切り続ける感覚を持ち続けること。切り止める動きはこの手の稽古では害しかありませんので注意が必要です。技術として、留まっているモノを流すことは出来ます。ただそれは受け流しとは別の話となります。
 型:右転左旋
 型の詳細を解説してこなかったので初伝遣いのやり方から解説。受け流しの基礎としながらより下肢の緩み(膝の緩み)が重要になりますがまずは、受けの位置関係から。受ける際に自分から入らないことが大切です。次の段階で、大調子の打ち込みに対して腕で捌く方向を作る練習へ。打ちの中心を捉え続けて、動きをよくみることが大切です。各位良くできていたので嬉しくなる。最後は、触らず流す稽古へ。この時に動きを先読みして動くと空いているところを切りたくなるので、注意してください。動きを見定めて捌くことが大切です。

 居合:縦抜は、片手斬りから入る。右手が適切であれば左手は適切に伸びて、屈むことはありません。また切先が落ちることもありません。一つの指標として活用して貰えればと思います。
 坐居合一本目:課題は半身での抜き。しばらくはこれをしっかりと練っていきたいと思う。これまで枝葉に拘り過ぎていたことを反省しきり。原点に戻る意味も込めてしっかりと遣っていきたい。