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Blog 稽古録

1月24日 居合術稽古

 今月二回目の居合術を中心にした稽古日。前日から都内で雪が降る、積雪も数センチあるのではと云われていたので戦々恐々と。ふたを開ければ雪は降らず雨だけだったので一安心。基本的には公共交通機関が止まらない限りは稽古は行うつもりなので雪が降っても稽古は有ったりします。

居合術基礎
・立ち上がり・・・坐の七本目、前肩井刀の動きを素手で行い、立ち上がり方の解説から。居合術に限らず座している状態からの動きを日常の動きで行うとそこに求めるべき術としての動きは観えてこない。何が違うのか見せて取り敢えずやって貰う。少し慣れて来た所で、正座から座構へ移行して、座構えの解説も含めて。
・刀法・・・昨日の通常稽古の流れも踏まえて、縦抜・切上・付け・切先返を稽古。特に付けの意味付けと動きの違いを理解して貰いながら数をこなす。

型稽古
 居合術基礎
・1本目から4本目・・・型の動きからポイントまで解説して一つ一つじっくり稽古。刀法で学んだ刀の扱い方を型として活かす事を感じて貰えれば。不自由な状態から要点を守りながらどう自由に動くか。様々な状況設定(単純→複雑)を通して心身練って行く。

 坐居合
・一本目の向覃中刀・五本目の後腰車刀を稽古。手順がかなり複雑化して、体術・剣術で学ぶ動きが内在化してるのでその辺も少し解説。特に後腰車刀は難しい動きが要求されるのでダメ出しにめげず頑張って欲しい。ここをどれ位丁寧に向き合えるかで動きが変わると思う。

 居合術は一人で行うので、自分の中に向かい易くなる。動きを練る上で大切な事では有るが、其処だけにフォーカスせずに意識を外に向けながらも自分を観える様になって貰えれば。慌てずに一歩一歩、重ねる稽古が自分を裏切る事は無いのだから。