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Blog 稽古録

1月30日 稽古録

1月の稽古も今日で無事に終了。
「古武術稽古会 柳心会」として活動を開始して無事稽古を終える事ができました。
コロナ禍での船出でしたので、どうなるか心配な部分もありましたが、参加してくれた会員諸氏のお蔭でした。有り難うございます。
2月も変わらず続けて行くので宜しくお願い致します。

 稽古はYさんから、足首のストレッチを教えて貰ったりしながら身体を延ばす動きから。足首のストレッチをしながら中国武術時代に良く取っていた虚歩(踵を付けるバージョン)を思い出したり(もっとしっかり練習すれば良かったなぁ~)
その後は、膝の緩み、歩法、半身構、体捌を稽古。特に歩法における軸の使い方を段階的に練習。意識上の軸感覚などを感じて貰えれば。稽古は見える部分だけを追うと観えてこないので各自の工夫が必要。

剣術
 基本構七本・・・剣先(末端を意識して)の大切さとどの構えでも体を入れる雰囲気から。
素振りでは久しぶりに腰構を保つ大切さ話してから、脹脛に人を乗せて素振りをするのを久しぶりにやってみる。(Tさんありがとうございました。)袈裟打では、刀の扱い方と間合を意識しながら。意識が前に行き過ぎると相手との適切な間合いが崩れやすいのでその辺はいつも確認が必要。

 剣術型・・・基本組太刀1・3本目から。仕太刀は何より待つ事が大切。呼吸は合わせても同調しない事。構えによる誘いの大切さを少し解説。華車刀は腰斬り時に横払いにならない様に最短で到達する様に。

居合術
 基本刀法・・・鞘送りと鞘引きを明確に三拍子から稽古。どの刀法も刃筋のラインを確認。刀の陰に入る事を腕ではなく、体捌で出来るように自分自身丁寧に。

 居合術型は本腰と向覃中刀・右逆車刀を稽古。右逆車刀は鞘送りと二の太刀を大切に。

 今日の居合術稽古では、稽古の工夫として袴の上に空手帯を巻いて刀を差して抜いてみました。師匠の大切な教えとして「稽古は工夫」というのが有ります。なので今日は通常と異なる抜き方をする事で心身がどの様に反応するのか観てみました。多少の緊張感と腰回りの違和感などで心身が敏感になっていたかと。良い学びになりました。