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Blog 稽古録

2021年4月24日 稽古録

 朝の気温も高くなってきて、低血圧な自分の体調もその温度に影響されて目覚めが良い感じ。稽古も楽しくなれば良いなぁ~と

 稽古は軸作りと呼吸法を少し長めに。軸作りも呼吸法もその場だけで終わらせるのではなく、最低限稽古中は頭の片隅に置いて貰いたい大切な事。表裏一体なのでそれ段階で考察をして自分のモノにして貰いたい。

 半身・半身の入替から縦の動きへ。単独、相対で直線的に最短で身体が動く様に。特に単独でそれなりに出来ても相対稽古で相手が出来るとズレが生じやすいので何が出来て、何が足り何のか。ポイントをしぼって練習する事も大切。

 剣術の素振りでは、体術との繋がりを改めて感じて貰うために素振りチャックをしてもらう。道具の末端活かしながら、余計な力みが生じない様に丁寧に腕を上げて行く。受けが反応してもそこに囚われずに動かして行く事が大切。受けも過剰に反応しない事様に、バランスを観る様に。

 切返では、段階的に刀の扱いを示唆してみる。大切な事は①腕を伸ばした、体捌で刀(剣)を扱う事②切先を活かし最短で動く事③受けの中心への意識とラインを切らさない事。相手から見える見えないではなく、自分の動きを最短で間を詰めて動き、道具を扱える様にすることが大切。ただ速くするのなら、固定し部分で動けばそれなりの速さにはなるます(状況に寄ってはそれも良い)柳心会では、上下の動き・内と外・道具との一致が大切

 基本組太刀五本目では、打太刀が使うべき打ちを見せる。基本は全て素振り稽古に在るので、素振りの動きをどれだけ深く出来るかが大切。横ぶりをやっている限り手順はできても型・形にはならない。これは自分にもまだまだ当てはまるので日々稽古。

 華車刀は、最後の腰斬と受の確認。この動きは、撞木の足遣いを学ぶ大切な部分でもあるので焦らず丁寧に学んで行って貰いたい。

 居合術稽古は、基本型の横雲と鍔返を中心に練習。鍔返では、腰を上げずに抜き出し、斬り払い、二の太刀で左袈裟斬をラインを変えずに体と刀が一致して切れる様に。

 速く抜く事も大切な事ではありますが、動作を省いて抜くのではなく、遣るべき事柄を最短・最小にして間を詰めて動ける様になって貰いたいと思います。どの様な動作も消える事は無く、大体が守るべき事を省いているだけが多いです。稚拙でも遣るべき事を守る稽古のほうが上達は早いと考えます。一歩一歩を大切に。