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Blog 稽古録

刀を柔らく扱う

210911 稽古録

 杖:稽古をしながらここ最近杖での縦の動きをやっていないな~と反省。柳心会の基本的な身体使いは、縦に動く(半身の入換)なのでこれを磨くには杖の縦回転が非常に良い。昔この動きを教わって壁などを使って良く練習をした。

 基本の袈裟打ちをこなしてから、型稽古へ。組杖一本目の「愛宕」と三本目の「赤城」を練習。愛宕はそれぞれ基本的な体捌を理解し始めたので良い感じ。あとは打方が良くなれば自然に上達するかと。赤城の打方は、仕方の杖捌に意味がないと成り立たないので少し解説。単純な動きだけに互いの呼吸・間が良く表れる。

 柔術:稽古場が久しぶりに畳場だったので、柔術で使う基本の崩し方を練習。受けの肩を詰める・抜く・落とす・螺旋と。これらは掛ける事を優先して受けを無視すると観えて来ないので、中心を捉えて良く観る事が大切。

 剣術:左右の受打ちをしっかり行ってから、中心立・下段後手の練習。中心立の受けをする時は交点を活かして十字で守る様に、下段後手の守りは、請け入れて流す様に。どちらも刀を柔らく扱う事が必要になるので各自工夫が必要かと思う。

 型稽古は、華車刀の初伝使い三種を練習。①は受ける②は受け立てる③は流して小手切。先ずは受ける事が大切。受ける事が出来る様になって来たら捌き受ける様に。

居合:基礎刀法・基本型から、前肩井刀 坐の裏一本目 七本目を中心に稽古。これは坐した構えから刀を縦に抜いて軸線上を斬るシンプルで難しい型。抜き出し、浮き上がり、斬りの体と刀の一致を大切に。