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Blog 稽古録

剣捌きと体捌の一致

2021年9月25日 稽古録

 初秋の雰囲気が出始め稽古もし易くなってきたここ最近。晴れた日に外で気楽に剣術型などしたら気持ち良いだろうな~と思いながら稽古場へ。

 杖:稽古に少しずつ簡単な廻杖を組み合わせて各自が自由に杖を扱う様に舞杖取り入れ中。固い頭を自由な発想で柔らかく、そして道具を扱う為の心身作りの為に。師匠から指導を受けていた頃は、苦手でどうしようもなかったが今考えれば頭の固い自分には良い訓練だったかな。

 型稽古は、一本目の愛宕。最近集中して稽古を重ねているので各自良い感じに。今日は交点の意識をどう扱うか提示して練習。あとは打方の突きが各自良くなれば、質の向上に繋がるかと思う。

 柔術:半身構のチェックから交差小手返へ。半身構チェックでは中心を取る側は動きの出差しを感じたら躊躇しない様に。初動を掴む稽古でもあるので大切に。入換える側は、慌てずに中心(軸線上)を空けず出来る様に工夫を。

 交差小手返:手首の交点を活かしながら、縦に入身し体捌で受けの肩を抜いて小手返の流れへ。小手返時の受けとして中心を取られ、肩が抜けている状況で足を固めて腰が残らない様に注意する様に。

 

 剣術:素振りでは車の打ちを練習。基本は付ける感覚で打てる様に。中心立・切落もしっかり練習。中心立では、立てる際に緩まない事が大切。各自の段階でそれぞれの動きをみせてくれるので良い学びになる。

 型稽古:基本組太刀四本目 

打:仕太刀との適切な間合いを掴む。剣捌きと体捌の一致。どう打てばやるべき事をこなしながら安全に出来るか。

仕:刀(木刀)を立てる事・中心へ体を入れる・腰斬りをしっかりやる等

 華車刀:足切りからの腰斬りと受けの体捌。受けの体捌は、さりげなく出来る様に。この動きが小手切に繋がって行きます。

 居合:稽古前に坐居合に関して質問があったので、問いの答えをシェアする形で。

※この様な質問は大歓迎です。稽古者が思案した上での質問には指導する上での良いポイントが含まれている事が多いので。瞬間的な問いも気にせずにお待ちしてます。

坐居合六本目は、刀の寄せ・右足の立て方と軸の位置。坐居合七本目は、撞木立と軸の方向。