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Blog 稽古徒然

末端を意識する

 柳心会の稽古で一番使う道具といえば「木刀」となります。以前、稽古道具に付いて書きましたが今後の木刀等の木製の道具に関しては楽観視できないので、稽古ではより丁寧に扱う事が求められます。稽古で使う道具は自分を表す鏡にもなるので、そのあり様が今の自分とも言えます。道具と向き合う事も稽古を通して学ぶ事の一つでもあります。

 道具を扱う上で大切な事は、「末端を意識する」・「すじを通す」・「楽に持つ」の初学としてはこれで十分かと。特に「末端を意識する」が基礎基本になります。これを体感できると上達のきっかけにもなります。ただ訳も判らず使うのではなく、一振り一振りその動きに意識を乗せるだけで徐々に動きが変わってきます。木刀を本当の一太刀になる様に日々工夫を重ねて行きたいものです。