この日の稽古場は、亀有地区センターの大広間でした。古武術稽古会 柳心会として活動する前の柔剣雷心会 亀有教室時代から利用している施設で使い易く重宝しています。
柳心会の稽古の流れは、ライトな古武術的ストレッチから体術~剣術~居合術を順次稽古する感じです。その時の参加人数、参加者の希望や主宰の方向性で三つのバランスは変わりますがなるべくバランス良く稽古が出来るようにしています。
稽古は緊急事態宣言の影響もあり、単独で出来る体術の基礎から。この日は畳がひかれている場所なので受身(前・廻・後)を少し時間を掛けて稽古。基本的に柳心会では、足の下が硬くても柔らくても同じ様に受身が取れる様に稽古を行っています。その場で、身体を固めずに地面に対して柔らく対応する事を心掛けながら。形を作るよりもまずは頭部を守り、手を不要に付かない様に身体に覚えて貰う事を。
剣術の稽古は、基本の正面斬(1・2)・上段打・八相袈裟打・斜からの上段打をその場、移動を丁寧に。特に斜からの上段打はここ最近しっかりと練習をしています。その流れで基礎型として考案した「中眼刀」の部分稽古へ。体をのせての打ち、受け、剣を立てる事を意識して。
居合術は、基礎の腹抜から腹抜突、片手縦斬を練習。型稽古は向覃中刀の三角の守りと受流しの部分を確認しながら。居合術の型は剣術、体術の基礎的な動きを複合的に含んだ形として表現されるので動きを理解するのに難儀する部分があります。目に見える部分と見えていない動きをどの程度掴めるかがポイントの一つだと思います。