自主稽古では杖を行っています。道具に慣れるための廻し杖と一人杖・杖捌き・組杖【型】などを行っています。
特に杖を通して全身を繋げる感覚と杖を扱う事で縦に動く事の理解が進む事を目的にしています。型稽古は組杖の二本目を行い、袈裟打ちと縦回転から突きへの繋ぎを練習。
稽古は簡単な気功から。動作は単純なものですが、呼吸と各動作の一致を丁寧に行うと効果が高いので、生活の中で役立ててくれれば。会員の雰囲気も落ち着いたので足の入換、歩法、受身各種を行い、少しずつ積み上げを。
受身からの流れで、膝立で立つ相手の足首を後ろから柔らかく抜く事を練習。受け手は軸を立てて固めずに待つ、足を抜かれたら柔らかく前受身。抜く側の人は、柔らかく足首に触れて、受け手が固まらない様に抜きを掛ける。注意点はどちらも固めない事。特に抜きての抜こうとする気配で固めない事。技術としては、抜く側は相手を引かず、土踏まずを上に向ける様に丸く返す。受け側は、慌てずに顎を打たない様に肘を柔らく使い受ける。
剣術は、稽古場の天井が低い事もあり木葉落の特訓へ。
①単独で各種左右の捌き②正眼から木葉落(相対)③打ちを木葉落で捌く
④③を受けてからの動きで⑤間取打ちを木葉落で捌く
この様な稽古をすると打ちがおざなりになり易いので、適時打ちの指導も織り交ぜて、お互いの稽古に成る様に進めてみる。
相対稽古は、打ちの質がそのまま稽古の質に直結するので、打ちは技の稽古より重要。まずは、打に我を出さない事が大切。我が出てしまうと相手の良い部分を潰してしまうので要注意です。
剣術型稽古は三角切留の初伝遣いを丁寧に練習。不用意に下がらない事が大切。Sさん達も大分型の流れに慣れて来た感じ。此処から型に有る細かい要求に答える様に、相手と向き合いながら稽古を重ねて行きます。
居合は、腹抜を腕抑えで行ってみる。抜き・鞘捌と体の一致と方向の確認。その後は腹抜突きを多拍子で稽古。拍子を変えずに大きく小さく抜ける様に工夫を。
型稽古は、坐一本目の受流部分をフォーカスして、体捌、片手斬りを重点的に。
会員諸氏の動きがそれぞれの段階で良くなった。特にYさんの動きが纏まり良い感じに。刀は柔らく扱い体捌と一致して扱える様にしたいもの。まずは軸を大切に扱う事