2021年8月7日 稽古録
杖術:膝の緩みからゆっくりと八方へ体を動かしながら、杖の状態を維持しながら水平に動く練習を。道具の末端に重さを加えながら、縦横無尽へ働きかけますがその動きを支える水平性の体感として掴める様に。
型:一本目の旧型を練習。仕方は、打方の突きのラインを合わせて体捌と杖捌きを一致させて外す様に。外す際に力むと交点が出来てそこから捉えられるので柔らかく杖を扱う様に。
体術:受身各種から。受身を学ぶ上で大切にして貰いたいのは、頭部を守り身体を柔かく扱うという事。その方便として、前、後、廻りと様々な状況の受身練習をします。その上で余裕があれば縦の動きで受身が出来る様に、工夫を行って行きます。あくまで身体を守る事が第一だという事を忘れない様に。
型:受け崩しからの流れで、縦に捌いて崩す「葉流」を練習。柔術の稽古は受け手の技術がないと成り立たないので崩す事に捕らわれず、受けの中心を捉えてやるべき動きが出来る様に。
剣術:袈裟打ちを中心に稽古。柳心会の打ちは、刀(木刀)に体を載せて打つ事を基本としていますが、その為には道具と体の一致と正確なラインが求められます。この日の稽古ではラインにフォーカスして練習。会員それぞれの段階と個性がり観ていて学びに成る。
型
基本組太刀三本目…仕太刀は待ちと抑えの感じが浸透してきた感じ。手順を覚えて基本の受け方が出来る様になってきたら、「受け」と「抑え」の違いを掴み取って貰えればと思う。
基本組太刀二本目…稽古前に会員から質問があったのでその辺りを踏まえて稽古。基本組太刀二本目は打太刀からの車の打ちを体捌で捌くところが最初のポイントになります。得てして、打太刀を打ち落とすところに仕太刀はフォーカスしてしまいがちになりますが、やるべき所を間違えない様に注意して下さい。
居合:腹抜・腹抜突・縦抜きと基本刀法を稽古してから、基本型の「中越」を練習。付けから、誘いを掛けて斬り付ける形となる。対人で誘いを行ってみると初心の学びとしてわかり易く面白い。誘いの間が的確だと身体がふと誘われるので、太刀側も拍子の良い学びに成るかも知れない。
納刀について:納刀に付いては基本的に教授したら個々に任せています。抜けば必ず納めます。その時にどの様に稽古を行うかが大切になります。どれだけ高められるかは、稽古量と意識の持ち方次第となります。柳心会では、型によって納刀法を変えているので随時確認をして貰えればと思います。