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間の入りと型稽古

古武術稽古会 柳心会 稽古録 2022年5月14日

杖:袈裟打ち・切先返・上打と稽古して組杖の4本目・5本目へ。
組杖4本目は打方の崩しが大きなポイント。まずは縦に杖を扱い捌く、それから仕方の身体を観てそれに合わせて抜き崩しを掛けていく。これまでの経験で考えると3・4種類ぐらいのやり方があるかと。どの方向の崩しにしても打方の中心への捉えは変わらず根幹なので忘れずに。
組杖5本目の本日の課題は、歩みと間の入りかと。この入りは型稽古を行う上でとても大切な部分かと思う。この入りが感覚として掴めないと先にはいけない。待つ・打たせるなどはこの延長にあるので伝えた事を忘れずに。

柔術:肩抜き各種・仙骨落など稽古してから、座技呼吸法へ。受けをする上で大切な要素と基礎の動きを解説して稽古へ。
ポイントは、
①肘の緩みと指先の方向②受けの状態を把握する③崩す方向へ受けを導く④受けを鉛直線上に落とす。
正面打ちを久しぶりに練習。自分の軸線上を空けずに取の軸線上を真っすぐ打つ。シンプルな動きあるだけにしっかりと練習しないとできない動き(半身の入換ができれば問題はない)
腕返:①左肘で受けの中心を捉えへ肩を詰める②受けの肩を無理のない方向へ返していく③上半身と下半身の動きの一致と分離した動きを注意する。

剣術:切返・受・中心立など基本技術稽古
切返は一つ一つの打ちではなく、連撃として捉えて打つ様に。心持一つで動きの表現、内容は目に見えて変わるので稽古内容を鑑みて求められる動きの稽古を。中心立は、車之打ちの受けから。打ちの体がのり易く成るので受けはしっかりと立てる際は肘の緩みで刀が落ちない様に気を付けて。
型:基本組太刀三本目:最後の袈裟斬り落としは、打太刀の中心へ立てる様に。また打太刀の打ちの間を待つ事を知ることが大切です。
三角切留:初伝遣いは「待つ」ことが肝要です。その上で太刀の請け流しと体の入換による打ちの一致ができる様に。

居合:各自課題
坐三本目「左小肘刀」のについて。
この型のポイントは、
①鞘なりに抜くこと②軸上の浮き上がりと右足の位置③切先の付けと位置。この型の難しさが体感として理解して来れば、中級位の感じかと思う。