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切返受けの確認

古武術稽古会 柳心会 2022年5月7日 稽古録

:稽古の流れで、本来は刀で身体を練る縦の動き各種を杖で練習。刀で稽古をすると斬る感覚が明確になるが、杖で行うと立てる感覚と軸とのリンクが出て来るのは面白い。それぞれ得る部分があった様で何より。
型:一本目から四本目を稽古。

柔術:肩抜き系の基礎を稽古してから、肩返しを練習。今日は受けを真下へ崩す形で行ってみる。受けの状態で、崩す形が変わるのであくまでも参考として。稽古の流れで、緩みと脱力の違いを「部分脱力」の形で説明しその良し悪しに付いても。柔術を学ぶ上で、受け手の状態を把握できる様になる事は上達の指標になるかと思う。

剣術:切返の打ち・受けの注意点。
打ち:一動作、一動作と区切らず連なりになって打つ様に。当会においては過度な力みによる打力や速さは求めていません。剣体の一致した打ちと体の緩みによる速さと重さを大切にしています。その動きの違いを各自が稽古を通して感じて貰えればと思います。
受け:基礎は一人八相受けの形と体の入換となります。ただその形そのままで打ちを受けるのには、受けの習熟と正確な判断力が求められるので形を崩し、打ちを抑える動きの中で安全な形と道具の位置関係を学んでいきます。

型稽古:某流の型を借りて、剣術の各技術を確認。抜き打ち・受け・打ち込み・請け流し・立てる・間の詰め・体の載せなどシンプルな動きで確認ができるのでこの型をある程度表現できれば、中級者に入るかと思う。

居合:坐居合三本目・九本目を稽古。
坐居合三本目は、鞘なりに抜くことが大切。その上で軸の立ち上がり、右足の処理などが各自の工夫のとなります。坐居合九本目は、右斜め前への体捌と抜きの一致・下肢への突きがこの型の最初のポイントになります。