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打ちの工夫と間

古武術稽古会 柳心会 稽古録 2022年5月28日

杖:膝の緩みから各種廻し杖をいつもより長めに。師匠のところにいたころ良くこの流れで杖を始めていたが準備運動として改めてよいなぁ~と思う。その流れを受けて、旧一人杖をやってみる。途中手順が迷子になったが、無事に思い出して全員で細かい杖の使い方を確認しながら。
新旧の一人杖を観てみると表裏・陰陽の形をとっているなぁ~と思う。その構成から当時の場の流れを思い出し良い学びになる。当会として、流れと必要な事を得る時の示唆を受けたかと思う。
組杖:1~3本目。この日は交互に通して稽古。打方の突き方が甘いことが気になるが全般的に悪くはない。道具を扱う上での両腕の伸ばしと手首を使って打たないことが出来る様に。

柔術:禅密功の築功1・2を行う。Yさんは流石に良い流れを作ってやっていた。他の会員はほぼ初めてなので、ゆっくり大きく首の振りに注意しながら。禅密功は、背中・胸腹部を緩ませるの良い効果があるので、毎日5~10分程度行えば養生にも効果が高いかと思う。
型:座技呼吸法・柾目返1・2・合気上
座技呼吸:相手の肩詰め、抜きの基本と中心を捉えることが出来る様に
柾目返:半身の使い方と肩詰め・抜きの流れを理解できる様に。実際に技として使うにさらに工夫が必要になるが基礎と基本としてはこれで十分。
合気上:上記の流れを踏まえて練習。

剣術:上段切付の稽古で、曖昧な打ちを見かけるが互いの稽古として良くないので丁寧にしっかり打って貰いたい。久しぶりに間の打ち稽古を行う。稽古をしてみて「間と中心」の剣術を自分のモノにするには大切な稽古だなと実感。動きとしては、単純なものだがそれゆえに要求が自ずとあがるので稽古の中で悩んで工夫して貰いたいところ。この打ちは全ての根底で当たり前のことなので意識しなくてもできる様に。
間の学びから、切返の打ち・受けを解説。それぞれの段階の打ち・受けができる様に。いつまでも初心者の動きをしている様では先には進めないので。
型:華車刀・三角切留(待)・獅子乱(寄)
獅子乱(寄):この型で最初に学ぶのは、間の打ち・剣を立てること・型として負けて流れを意識するなど。特に剣を立てる技術は重要なので一回一回意識して動く。
稽古の流れで、待ちの体捌が気になりそこにフォーカスしてしまったが、剣の流れにそって体を捌いていく動きは当然の動きなので安易に後ろに下がらない様に。

居合:坐十一本目を稽古。この型は、坐五本目・八本目の複合的な動きなので要求が高い。五本目で学ぶ、右手の扱いをどの様に表現していくかが一つの鍵となり。右手を如何に見せず抜くか工夫のしがいのある型。

後肩留刀
※当会の現行の抜き方とは違いますが、参考までに手引きを。
「右膝を立て柄を握り其膝下たより刀を抜きながら右より後ろへ廻り(尤も後ろ正面となる)切先を上になし共に左足を踏込み切先のむねに左手を副へ然して右足を少しく引きながら其場に折敷き手を副へたる儘刀を上段になし而して立ち上ると共に両足を並べ真直し左足を引きながら(形ち変るなり)前へ切落し後ろ正面の儘にて刀を鞘に納むる事前様にありて坐するなり」