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構えと緩みと一致と

古武術稽古会 柳心会 稽古録 2022年6月18日

6月の梅雨も来週から本格化とのこと、湿気対策を真面目に考えないといけないかなと思いながら書き始め。型の確認で14年前の映像を観る、自分の思い違いの修正と兄弟子たちの動きと型をみて雰囲気の違いと実直さを感じる。

杖:組杖をやりながら構えの大切さを確認。その構えが求める要求を動きながら維持ができているかなど詰めていくことは多い。組杖四本目の崩しについて幾つかのやり方を解説。打方しだいで崩し方が変わるので、対応力が求められる型なので悩みやすく難度が比較的高い。この辺はやっぱり柔術の理解次第という部分もあるので、多方面の稽古は大切かと思う。

柔術:呼吸法で簡単な方法を説明。古神道では当たり前にやる方法で、効果が高いから体調がすぐれない時にやれば少しは良くなるかと思う。立柔術の一つを久しぶりにやる。ポイントは受けの肩をロックしない様に腕を先導して肩を崩す事。

坐技呼吸法・柾目返・両手抑返
柾目返:肘の緩みと焦らずに肩を抜く様に導く動きが大切。
両手抑返:一見すると合気上げの様に見えますが、目的も技術も違うので日頃稽古している間と緩みで対応して受けを崩す様に。まずは肘の緩みと相手の中心を観ながら把握することが大切です。我を出さず観る。

剣術:切返の工夫と稽古のやり方を中心に。地力が有る方々なので道筋と方法論が馴染めば上達は早そう。剣術に限らず腕に頼らず体で扱うことの大切さと難しさを体感でわかると先々楽しいことが増える。
型:基本組太刀1・3本目 木葉落
木葉落:この日は間詰と通常版をそれぞれ課題に合わせて練習。受け流す際の体の位置と膝で相手を捉える動きは下がると出来ないので、軸の維持が大切。間詰は打太刀の動きを待つこれが第一。先ではなく待つ、斬らせること。

居合:坐六本目の剣と体の動きについてアレコレ。稽古をしながら基礎の動きの学習が足りていないことを感じ。反省。坐居合六本目は前方から後方へ半円で斬る動きとなるので、初学者は剣が遅れ、体が廻りやすい。大切なことは、切先と身体を過不足なく一致させることです。