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Blog 稽古録

二刀と足の立て方

古武術稽古会 柳心会 2022年11月05日 稽古録

 杖:いつもの様に膝の緩みから、廻杖・巴・袈裟打ち基礎の稽古から。杖は汎用性が道具なので舞杖の稽古は頭を柔らかくするには良いなぁ~と思いながら。巻落から弾きの練習へ。

 組杖:5本目・6本目
5本目:右構えから上段構えへの変化の仕方と間合い・拍子の取り方について少し解説。間合いの外でどんな変化が起きようと間境と合致しなければ何の意味も無いので、仕方は寄り方の工夫が必要です。あとは腰を引いて打ち落とそうとしないことが大切です。
6本目:集中して稽古している効果が、少しずつ出て来たかと思う。打方の変化は巻落としの速度次第なので、間違えない様に。

 居合:居合刀で、縦の動き各種と前後斬りを練習。前後斬りの要点は、「腰を廻さない」ただそれだけです。体と刀の一致・切先からの動き等ありますが先ずはこれから。
坐居合:1・5・6・7本目
5本目:刀を中心へ寄せながら、体を浮かすこと・顔からまわらない等の大切なポイントを確認しながら。
6本目:これまでも伝えて来たこと言い方を変えて教導。聴く側の意識と上手く合致しなければ何度伝えても何の意味もないので、日々注意深く伝えることが大切。6本目を抜く際の右足の立てる動作と左足の歩幅が大切。体の変化と刀の一致を丁寧に。

剣術:切返・受け等の基本技術を確認してから、二刀剣術へ。
二刀での受けは。二つではなく一つとなります。このポイントを良く理解していないと少し遠回りするので忘れないで貰えたらと思います。古伝の稽古体系だと小太刀に習熟してから二刀の学びへ入るのはこの辺が理由のひとつかもしれない。

型:向満字・横満字・小太刀・大太刀立・双捲(基礎)
向満字・横満字:基礎の受けを中心に稽古。打太刀は手を抜かず、仕太刀の仕様が浮き上がる様な打ちが大切。仕太刀は、十字の位置が適切か確認できる様に。上下左右が均等に守れる位置で受ける様に。
小太刀・大太刀立:動きを観ると縦に体を捌いて斬る動きが中途半端になり易い様。膝の緩みを活かすためにつよく踏み込まず捌く。
双捲(基礎):車之構から小太刀を立てる様に(拳を刀の斬るラインに置かぬこと)振り出し、打太刀を捌き半身で入り身して刀を立てます。

 柔術:坐技呼吸法・柏手返・落葉・腕返
初学の柔術も少しずつ形になって来た感じ。対人の間・拍子・柔を当会の表現で稽古するために工夫をしているが中々難しいもの。それぞれの型をどの様な段階のモノとして稽古をするのかが大切。受け手の段階で表現が変わってしまうので、「受け」を育てる難題が絶えず付きまとうのが柔術の稽古。丁寧に一歩一歩積み重ねていければと思う。

2022年11月06日 剣術・居合稽古

 剣術:華車刀・三角斬留・引疲・獅子乱の初伝
各ポイント分解・解説しながら稽古。大切にしたいのは、半身入替・太刀と体の一致。引疲の足幅は大切にしたい要素。三角斬留は、上段打ちと足の引きの一致と高さ。

 居合:立居合1-3本目・坐居合1・6・7・10本目
立居合:各型の手順から稽古。まずは切先を意識して、大きく正確に抜いて動いてくれればと思う。動きがダイナミックなので小さくならずに。
坐居合:足の立て方にフォーカスしながら稽古。この辺りに実は独自性が有るのかなと思いながら練習。膝立・膝回転は使わないので、目に見える動きではなく自分の軸と動き・浮身の一致とその中での抜き出しは半身で抜く様に。