古武術稽古会 柳心会 2023年04月01日 稽古録
杖:膝の緩み・廻杖・巴・松風といつも流れで杖稽古は開始。今月の稽古で七本目の理解を深めて通常稽古でできる様に。三方突を相対でおこなって、足の入替・杖の扱いで的確に間合いを保持できるように。巻落・摺落と練習。巻落時に目線が巻き落とす先に行きがちにですが、相手の中心を捉えている様に。
組杖:2本目・7本目
2本目:そろそろ次の段階の稽古を始めようかと思う。型の手順・理解が進んできているのでより膝の緩みを活かせる様にならないと。
7本目:摺落をする際に、的確に小手を捉えて身体は捩じらないように注意が必要。二之突きをする際は、小手から外さないように。
柔術:この日は基礎基本の確認を主題においていたので、軸作り・基礎呼吸法・股関節(胸)の緩みと身体の作りと緩みをしっかりとおこなう。軸崩をする際に受け手の軸を観て肩を抜いていくが、仮想として存在する「軸」を捉え一致させる必要がでてくる。捉えるために先ずは自身の軸を感じ育てることが大切です。観えないものを観ることが上達する中で必要になってきます。始めはあやふやで取りとめのないモノですが、稽古を深めていく中で掴んでいきます。その始まりが「軸の捉え」となります。
型:坐技呼吸法
ポイントは肱の緩みと受け手の肩を詰めて浮かせる。あとはその状態を維持して、崩しを掛けて抑える。極める際には受けの全体を薄く把握するように。
剣術:構え・素振りとしっかり数稽古をおこなってから、巴合・切落へ。巴合わせは、大きく腕を上げて、一調子で速くならないように楽に。切落をする際は、小手先を切らず中心を捉えていけるように目線が大切。袈裟切落は、太刀を横へ振ったり、捩じったりしないことが大切。下半身の緩みでラインを作り重さを掛けて中心を取る。
切返:各自通常の打ち込みはまずます。両腕を伸し体で切り返す形で数回練習して、間合いの修正。腕を伸ばすことは非常に大切。
華車刀:待太刀の受けを基礎から通常へ。通常の受けをする際の体捌きと太刀を立てる動きを一致させて、高さに注意。寄太刀は、足切りから腰切への動きを滑らかにして、位置を明確にできる様にコントロールを忘れずに。
中心立:基本の動きを確認してから、型稽古へ。通常→速→間詰→無形→変化とその表現を変えてやってみる。立てる技術の深さを改めて確認・実感できたのは良かった。
居合:腹抜から縦抜へ。数回抜いてから、静かに一調子で縦抜を抜いて各自の特徴をみて修正。静かに抜くのは自身の動きを顧みるためとも云える。そこから何を修正・工夫して次の段階へ繋げてゆくか。そこに居合の面白さの一端があると思う。各自修正ができたのは何より。
坐居合:1・5・6本目
5本目:頭部・体幹をずらさず股関節を適切に緩めて、丁寧に浮き動く。その為に刀を寄せるとも云える。特に頭部と体幹部のズレが無いように。
6本目:斬りをおこなう際に腰を入れないように。
集団居合:一本目で自分が間を取ってしまったのは反省。動きが目に入り反応してしまった。複数人で間を合わせて抜く稽古の大切さを改めて実感している。相対で抜いても捉えずに抜いてしまえば、的確な一人稽古でしかない。必然で動くことが最善であると考えているで、それをみがくのに良い稽古。間を合わす、その難しさと面白さを感じて貰えれば。