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徒然稽古録~22~ 縦に動く・受け流す

古武術稽古会柳心会2023年5月20日稽古録

 杖:膝の緩みから。杖における緩みの習得は、下半身(足首・膝・股関節周辺)を柔らくくぼませ、お尻を後ろに差し出して道具の末端を意識しながら体を千鳥足の様に動かすことで育てていきます。その流れの中で、各種廻し杖を練習。場所がもう少し広ければ舞杖も稽古できればより広がりがでるかな。松風・巴と杖の基本打法をしっかりと練習しながら身体を温め動ける形へ。
型:組杖7本目
巻落から杖における切落の要領を丁寧に練習。横払いにならない様に気を付ける。道具の形状が変われば扱い方も変化していくものですが、刃が無いことを払いで妥協することが多々あるので丁寧に。七本目は小手詰・小手留が大切な部分なので、できる様に。

 柔術:礼からの立ち上がりで、居合を稽古。軸の運びによる浮き上がりと撞木のつくりを一致させて立ち上がる。この動きはとても大切なので道具なくとも居合はできるので、処々の間をみて各自してくれる上達の礎になるかと思う。
 縦の捌きを久しぶりに重点的に稽古。始めは受け手の中心を意識しながら、直線的に動き対人においてのポジションと体で動く事を。二つ目は斬り手を意識して動き始めて、最後は縦に抜き崩して少し柔ら的に。技を掛けようとすると我が出てきて、余計な気配が出やすくなるので、納めて動けるように柔らかさと集中が必要。最後は、四方崩を稽古。
型:四方崩
転換し受け手の側面に入り、後ろ(受け手の背面へ)へ崩し真下へ。この技のポイントは
①縦に受け手の腕を持っていく。
②取手は身体をそらさずに体を水平に右半身から左半身へ移行する。
③腕の位置は、唇辺りになる様に。
腕の捩じりや関節の痛みで技を構成するのでは無く、柔らと体捌きで。当然、受け手に対しても要求が高くなるのでお互いのやるべきことを意識しながら稽古になる様に。

 剣術:一円・浮木・浮舟と剣術における縦の体捌きによる太刀捌きを集中して練習。
一円:天井の高さもあるので気を付けながら。軸と刀の軸を一致させて動くことがとも大切。
浮木:腕の振りと足の入替を一致させて動けるように。向きが逆転するので、向きにこだわらない様に。
浮舟:刀は方向の指針。まずは相手に廻してもらって、動きを体感してから一人で動くと感覚を掴みやすいかと思う。
感じが良いお人には、坐居合六本目の体捌きをして貰って動きの変化を感じて貰う。多方向から動きを重ねて型の動きを深めていくことも大切。
受け流し
1:向身で受け刀(木刀)を縦に落として流す。この受け・流すを明確にする癖を付けることが大切。流すことを中途半端な形にすると追われる可能性があるので、基本の稽古から徹底する。あと刀の位置がとても大切なので各自研鑽してください。
2:刀を当てる形で受けて、流していく。この動きをする際に必ず面と頭部を守る位置に道具を置くことを忘れずに、守る意識と実際の動きを一致させること
3:打太刀の調子・拍子・間合いを読んで流す。どの部分をフォーカスして段階の稽古を重ねるか。打太刀の研鑽が必要な段階。