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Blog 稽古録

徒然稽古録~26~

 梅雨の合間に真夏日がくると準備が整っていないので、体調を崩しやすく疲労もいつも以上になりやすい。気持ちをしっかりと立てて稽古場へ。

 杖:廻杖・膝の緩みと身体を動かす準備を整えて、巴・松風へ。この二つの動きは威力や身体操作を求めず道具と身体の一致を目指して稽古を重ねてもらえたらと思う。上打・切先返は、中心を空けずに緩みを意識して練習。

 型:組杖1-5本

 二本目:縦回転からの下腹部への突きを抑えるときは、仕方の身体・道具の動きを良く見て退くことが大切です。安易に下がると杖が伸びて刺さる可能性があることを忘れずに。
 三本目:仕方の杖先が下肢から上へ入ってくる動きの意味を良く考えて、上体を丸める。仕方が正しく動けば、安易な頭部への打ち込みは怪我の原因になります。手順を覚えたら、なぜそうなるのか理由を考えて動きに戻す。これが上達の秘訣。
 四本目:肩抜きへの対応は、中心への詰めと同時におこなうことが大切です。打方は絶えず反撃(返し)を得ようとしているので。
 五本目:仕方の体捌きは、打方の杖を打落した後になります。同時にすると腰が退けて、杖が届かなくなる可能性があるので注意が必要です。

 柔術:前受身は返りを入れてやってみる。受けきる前に背を返して受身をとる。この動作で大切にしたいのは縦に返る動き。意識すべき点は、体軸と前方への水平線を一致させて動くこと。これができないと横廻りしやすくなるので各位感覚を掴んでもらいたい。半身の入替は、下がることを厭わずに前腕を縦て、中心を守ることを第一に動けるように。強固な守りよりも柔らかく変化ができる様に。

 型稽古:坐技呼吸法・撞木小手返・手解肩返

 手解肩返:受けの背を取り、肩口に手刀を当てる際に受け手の身体をよく観察して適切な場所に当てられるように。詰め・抜きは途切れ途切れにならない様に繋げ続けること。初心者は、踵を意識して身体を動かすと転換・転身はやり易い。下半身の遣いかたをしる第一歩となります。
 撞木小手返:螺旋を掛ける受けの腕を前後・左右に動かさず最初の位置をまずは維持する。受け手の軸に働きが掛かったら、その場から下へ柔らかく置く。小手返を掛けようとしないことが大切。

 剣術:切落から陽重刀へ。左右の切落を今後はしっかりと稽古を重ねていくので、まずは形と動きの馴染みから。縦に真直ぐに切り落す、受け手の太刀を外したり余計なことをおこなわず素直に。剣術の攻防は互いの間合いをその都度それぞれが適切に保つ意識が大切です。寄る側は詰めやすく、受ける側は下がりやすいので中心の捉え・呼吸を感じて。

型稽古:華車刀・三角切留

 華車刀:足切りから腰切への転換・体捌きにフォーカスして練習。この時に太刀を立てずにおこなうと急所が空きやすくなります。①立てる②軸と一致させる③左斜め前に踏み込む④大きく太刀を返す⑤待ちの腰へ切込む、これらを道具と身体の動きを一致せて動けるように。
 三角切留:Sさんが一番基本通りに動けていた。まずは待太刀の刀に対して軸を立て受けきること。この時に体が動くと太刀に追われ切られます。流すために動かないこれを知り・体得することが大切。傾斜・半身の入替・太刀の返しは空間を創るために、詰められる流れがあっては成り立ちません。