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徒然稽古録~65~

 古武術稽古会柳心会2024年03月23日稽古録

 杖:袈裟打・打落・切先返・逆突と杖術の基本打ちのポイントを解説しながら稽古してみる。これらの打ちで大切なことは、必ず自身の軸線上を護った上で打ち込む動きに入るということ。長く稽古していてもこの辺りの基礎的な概念を理解・体得していないと動きとして意味がないのでどの稽古でも気を付けたい。道具と身体の一致も気を付けながらそれぞれ丁寧に動ける速度で数をこなしていく。
 型稽古:組杖六・七本目
 Iさんの動きが全般良くできていた。慌てずに無理にやろうとせず、今できる要点を守りながら重ねてくれた。上手く動くことではなく出来る動きのなかで要点をこなすこと。先達の動きを真似るだけでは、上達ははるか先になってしまう。
六本目:まずは旧式で、巻落と極めの動きができるか。打方は間を取り過ぎずに落ち着いた速度で。それぞれこの形はまずまず。本式は体捌きの方向がそれぞれ掴めてきたので、初心の段階はそろそろ卒業かと。
七本目:道具の違いによる技術の違いを理解することがまず一つ。小手を抑え続けながら撞き込む動きも意識はしているので好い感じ。

 柔:金剛指の前準備について解説。この意識も道具を扱う上での注意点と同じものなので、個別の物と考えず同じものと捉えて掴んで貰いたい。立呼吸法の稽古中に受け手の握りについて疑問があったようで少し指導。固定した思考を崩して、再構築する意識がないと柔においての握は難しいかと思う。道具と変わらない握りで、相手に合わせた動きにならなければいけない。強からず弱からず、固めずに柔らかく、緩まずに相手を捉え続ける。特に柔の稽古において我を出す(負けまい・阻害するなど)ことは自身の成長を留めることに繋がるので気を付けたい。思考も身体も柔らかくが大切。

 居合:立ち上がりの基礎を使って抜刀の練習。軸の倒れ込みを遣い、浮き上がりながら抜刀し縦に切っていき橦木か居合腰で納めていく。動きを切らずに一連の流れの中で、半身・末端の意識・刀と身体の一致を求めて。
 型稽古:坐居合七本目・各自課題
七本目:捌きの抜きを少し練習。基礎は縦に真直ぐに切り付ける。基礎が出来てきた段階で、捌きを意識して本式の稽古へ。
各自課題:坐居合六本目の動きをみせて解説。想定は前後、ただし前の相手を斬っていては後の相手に対応できない。前後の斬りを一つのものとして表現する。下手な稽古を重ねて。

 剣術:素振りから、体捌きでの受け流しの形を練習。その流れで三角切留の型稽古へ。
型:三角切留(初伝遣い)
 初伝遣いにおいては、個々の動きを丁寧に切り分けて明確な動きとして稽古していく。大切なのは道具の扱いと身体の表現を一致させること。腕や肘を伸ばしているつもり・半身を取っているつもりなどの曖昧さを修正することが大切。稽古の中で自分用の階梯をつくり、それぞれの稽古ができるように。