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徒然稽古録~72~

古武術稽古会柳心会2024年05月11日稽古録

 今日の稽古は当会の基礎を支える概念・稽古における動きの考え方・捉え方についての流れとなった。これらのことは稽古をする中で個々に感じて自分のモノにして欲しいと思っている。どの部分にフォーカスして稽古を作っていくかは毎回試行錯誤の中にいるが、限られた中で基礎の根底を観る稽古はそれはそれで面白くなったかと。

 杖:一人杖から。動きの手順が身体に入ってきたら個々の動きにメリハリを。その段階がある程度進めば曖昧に流れをいかして。メリハリと曖昧さは表裏一体、段階の稽古。
組杖
 一本目の体捌きと杖の中に入る動きが悪い意味で適当になっている。まずは俯瞰して全体像を捉えて大まかに動ける様に。その際に楽をした動きをして、覚えてしまうと修正に時間が掛かるので楽をしないように。
 四本目は部分稽古から。まずは杖を立てること・半身をしっかり取るところから。杖の捌きは交点と圧を大切にすことが一つのポイントになる。

 柔:軸の作り方から、呼吸法も絡めて意気と場を落ち着かせて。足の入替は右半身からはじめて改めて、飛ばない・軸足を作らないの要点をよくよく見直してみる。私自身もまだまだと感じ、身体の癖と動きだしを捉えてみた。
 受身:前受身で使われる足の働きを解説。これをきっかけに膝を伸ばす動きが改善すれば一歩前進。後受身は、顎を退く動きと後頭部を守るために顎を引き続けことを意図して練習。
練習しながら反射の厄介さを制御する方法を思案する。
 肩抜:稽古の流れで受け手の捉え方と圧についてフォーカスして。初心者・初級者はまずは我を出さないことが大切。中級者以降は、適切な圧の掛け方と緩み比べの段階へ。柔は先ずかからず、できないことが判れば次の段階かと思う。掛かるのは相手の協力が有形・無形であるから。
 受け:先の流れで受け方をみてもらう。この「みる」力を育てることも稽古の大切な要素でもある。これが育てば、ゆっくりでも柔は上達していくのでかけることより大切。

 剣術:個々の構えを丁寧に形作ってみる。素振りは正面・上段・下段を稽古する。
 袈裟打ち・受けの確認:身体と道具の扱いと自分に還元していく方法を少し。ただ何となくおこなわずに自分の動き・相手を捉える。基本受けのポイントは、退かずに軸を立て先ずは抑える気持ちから。打たれる怖さと上手に付き合うためのきっかけ。
 切返:両肘を緩めながら適切に伸ばし、切先から打ち込んでいく。初心・初級者は向身から、中級以上は半身の活用と守りを合わせていく。速さや重さよりも身体と道具の一致を大切に稽古を重ねて上達していければと思う。
 型稽古:基本組太刀三本目・四本目部分
三本目:袈裟切落をいかした形が取れるように。特に打ち込みの際に身体側に退かないことが今日のポイント。
四本目部分:折敷きの形から縦に切落をかける基礎から。誘いや後傾斜はこの基礎の動きに十二分に慣れて表現が出来るようになってからで十分。

 居合:腹抜・縦抜の練習から。Tさん良い雰囲気で上手い。横刀について少し自主練する。改めて難しいと再確認したが、逃げてばかりもいられないので、少しずつでも前に進めるように稽古していくかな。胸の使い方もやっと判ってきたので。
 久しぶりに刀の軽さ・重さについて昔師匠が話してくれたことを思い出す。軽・重と楽に扱うことの違いを。改めて刀は纏う気質が強いものだと。