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Blog 稽古録

徒然稽古録~74~

古武術稽古会柳心会稽古録2024年05月25日

 五月の稽古も今日で最後、一ヶ月が過ぎるのが早いなぁ~と思いながら稽古場へ。今日の稽古場は亀有で稽古を始めるにあたって最初に使った場所。今も変わらずに稽古ができることに感謝しながら居合術の基礎稽古から。

 居合術:今日の稽古は抜くことの基礎作りから。抜くためには両手が動き続ける協調と股関節の緩みが創る可動域の広がりが必要。その為の段階稽古。稽古をしながらそれぞれが持つイメージの修正がとても大切だなと実感する。修正する気づきのきっかけが掴める稽古場であればと気持ちを新たに。
 抜き:自分自身の腹を優しく撫で拂う様に鞘と刀を扱う。左の遣いを主にしながら右は緩み流れに自然に。そこに我が出ない様に納めていくことが稽古。両手が過不足なく動き続ける結果として「腕を遣わず」と云えれば良いかと感じる。
 縦抜:最近の工夫から片手斬りを一調子で抜き放つ。両腕と両足が共に動き続ける。斬りは切先から動き、腕の伸ばしから自然に落下し納める。
 坐居合:足捌きを遣わずその場で縦のラインからズレずにこの日は稽古。十本目に付いて、付・切付・付詰(斬詰)の三種類についてそれぞれ少し解説。基礎・基本は「付」これが出来なければ先へは進めない。

 柔:螺旋詰・抜きから。螺旋の流れを伝え・受けながら体の動かし方・崩し方の学びへ。身体の感性・緩みの度合いによって掛け方が変わるので様々な人に掛けて・受けて経験を積んで欲しいと思う。
 手解肩返(斬り):この日は斬りで崩すやり方を練習。螺旋の働きも多少あるので、先の練習と繋がるように。
 斬り崩し:かなり久しぶりに。Tさん昔の経験がいきて上手くできている。受け手の軸に斬りのラインを合わせて、引かずに胸の緩みから重さを伝えていく。緩み(胸と下肢)、軸への働きがカギになるかと思う。

 剣術:構えから。上段構えの時に前が見えてはいけない。前の腕は立てて、楽に構えられる位置に道具は置く。体の向きは半身をしっかりと取る。
 素振り:車之打を段階的に練習、①下半身の遣い方②上半身の遣い方③左肘の遣い方。これらの動きを一調子に纏めて柔らかく切先を意識しておこなう。初心者は先ずは下半身の遣い方から。中級者以降は、左肘の遣い方が肝要となる。これが適切に遣えるかどうかで稽古の質が変わるので、一歩ずつ自分のものにして貰いたい。
 中心立:受けから交点に対して縦に立てる様にしていく。動きのきっかけは下肢が作るので緩みが大切になる。ただ緩むことで剣が落ちない様に気を付ける。この日は後ろ足が一歩前にでる形で稽古。
 型稽古:古傳型1(部分)
前半部だけ稽古する。稽古時に伝えたが、打太刀・仕太刀とともに忖度して型を成り立たせない様にする。それぞれの段階で遣るべきこと・合わせることをおこない、型を成り立つように。相手に向き合い真摯に刀は扱う。
 仕太刀は打太刀に切らせることで打ち勝つこと。打太刀は一調子で適切な間合いで斬りかかる。共に刀が頭頂をしっかり通ることが学びの一つ。