昨日、兄弟子が逝去された事を知りました。
ただ言葉が出ず、兄弟子との稽古や言葉が去来しては過ぎて行きます。
兄弟子に初めて会った時の明るく飄々とした雰囲気は不思議な感じで良く覚えています。
信じられないような動きを自然にみせてくれて良く驚かせ貰った。
兄弟子は私が入会した当時から、上位者で後に師範代を任され本質を伴った言葉と動きで示してくれた。
兄弟子との稽古で鮮烈に覚えている事がある。私が上位稽古に初めて参加し、動きが出来ず消沈した時に
「君が稽古を重ねて来たことは良く判る、その上に更に重ねて行かなければ上達はしない」
「稽古はそうゆうものだよ」と
上位稽古に参加して、有頂天になっていた私にとって、厳しくも愛のある言葉でした。
眼が開かれる様に感じた言葉で有り、今も稽古を重ねる中でいつも私の中で活きています
心から冥福をお祈りします。