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Blog 稽古録

2021年 稽古納

2021年12月25日 稽古録

 今日は稽古納め、稽古始めからコロナによる時世の変化で稽古もどうなるかと不安な気持ちでしたが無事にこの日を迎えることができました。稽古に参加し支えてくれた会員諸氏に感謝です。

 来年は、今年の学びを踏まえて型稽古を更に中心において稽古ができればと思っています。型で学ぶ要素の練度を高める形での稽古が中心になり易く、型自体の稽古量が少なくなることが課題でもあり。その反省点を踏まえてより一歩前へ。
 そして受けと打太刀の学びを深めていくことも。本当の意味で対人・やり取り・型の意味を学び、捉えるには打太刀・受を深めなければいけないと思っています。少ない稽古環境の中でどこまでできるか判りませんが……。

 真剣でありながら楽しめる稽古で有ることが大切なので、上記を踏まえて今年よりも来年がより良いものになる様、自分自身が成長しながら稽古ができればとも思っています。

 2022年は1月8日が稽古始めとなります。

古武術稽古会 柳心会 会主

杖:膝の緩み(杖バージョン)で、身体を温めてから組杖の大山(五本目)・飯縄(六本目)を集中稽古。大山では、上段構えでの誘い、打ち落とす形に杖を扱う様に。捌からの廻し打ちを打つ事に意識を向け過ぎない様に。飯縄は、打方の突きからの交点を捉えて、巻落とす様に。ただ杖を落とすのではなく、打方の中心へ働きかける様に。

柔術:受け身の確認から体捌へ。今年の後半の柔術はこの縦の体捌を中心に柔術を展開して稽古を行っていましたが稽古を観ると上手く伝わっていない感じを受け反省。関節類への極めや圧で制するのであれば当会の稽古の方向ではないので、この辺はしっかりと伝わる様に稽古を構築できればと思う。威力や極めを学びたいのであれば学べるところで。

剣術:二刀剣術から。二刀の軽い素振りから、満時受け各種の練習へ。型稽古は、満時・横満時・柳雪刀・相捲を。一刀打ちの間合からの稽古。打ちの人は手を抜かず自分の稽古として打太刀を深めてもらえればと思う。

居合:今年の納として居合。それぞれの成長と課題が見て取れた良い居合だったと思います。自分は今の在り様と先の形が少し感じられたのが良かったかと。場の納という事も学ばせていただいたので。