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Blog 稽古録

見えない部分を大切に

2022年2月5日 稽古録

 会のHPを開いて一年が過ぎて、そろそろ突貫工事で作った部分を修正していかないと思いながら稽古場へ。稽古場所は予定通りの場所で……二回ほど勘違いしていたので。

 杖:組杖四本目の崩し部分を稽古してみる。動きとしては受けの肩を抜き崩し後方へ倒し極める。この動きで大切なところは、受けの中心を捉え続けて抑えたうえで動く。目に見える肩抜きに気を取られると望む動きにならないところが難しい部分。中心の捉えを丁寧に。

 柔術:二軸突き・一致突きを久しぶりに練習して、その二つを相対動作としてやってみる。捌く側は二軸突きの要点を守りながら、腕を立てて捌く。突く側は一致して中心を打つ。捌く側のポイントは、抑えたり、払ったりせずに立てるだけを行う。

 体捌の要点から、交差四方崩しを試しに行ってみたら予想より良い動きで学びと応用範囲が広そうな感じ。設定を整理して基本柔術の一つにしても良いかもしれない。

 居合術:基本居合型と坐居合の一本目・五本目・十本目を稽古。坐居合一本目の右側への体捌と斬りの位置は大分馴染んで来た感じ。基本の動きを踏まえた上で、速・静・間・詰・斬等の居合の多様な表現を磨いていければと思う。坐居合十本目の片手斬りは難しいがやりがいのある動きなので一緒に工夫を重ねて良ければと。

 剣術:打ちに付いて少し解説。固めず、緩まず・腕や手で扱わず体と剣の一致を求めていきます。まずは気を抜かず丁寧に打ち柔らかく斬り続けます。

「働きがあるものには動かず・止まっているものには動きで」とは言っても動かぬならやらないが、正解かと思う今日この頃。

 今日の型稽古は、自分自身の指導を振り返ると反省点が多く、課題が浮き彫りになって来た感じ。あせらず場を見極めながら段階をおいて基礎から丁寧にできる様に。