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Blog 稽古録

学びと自得

2022年01月29日 稽古録

杖:膝の緩みをユックリ行ってから廻杖各種。廻杖は向身の様に見えても半身を意識して、杖・上半身・下半身の動きの一致が前提の動きとなります。今日は各種打ち込みを少し長めに練習。巻落・打払付の稽古。巻落としは内外どちらもできる様に各自工夫を、打払付は柔らかく打つほうがうまく行くので強弱を学ぶにも良いかもしれない。体捌も忘れずに。

型:飯縄・大山を練習。大山は、構えの入換と打たせる勇気が必要。布一枚の打たせる、払わせることが大切。

柔術:体捌の練習から、四方崩の部分練習を行う。体捌に苦戦している様子をみてこれは良い試金石になるかなと思う。この動きは、一円・坐居合の六本目など当会で稽古している技の各種に内在されている動きなので各自の視点が見えて学びになる。

小手詰は、手首を曲げて掛けない様に注意が必要。状況を整理して型にしても良いかもしれない。来週は撞木小手返をやりたいところ。

剣術:受け・打ち・中心立・受流など単独技を練習。打ちは、一回一回が打ち込みの稽古になるので丁寧に意識して稽古を重ねて貰えれば上達の一助に。

打ち込み時の「打ち」の違いについて解説。柳心会でやるべき打ちとやりがちな打ちに付いて。広く観ればどの打ちでも間違いではないが、ただ有るだけの打ち(動きの流れがない)は稽古の目的・段階が変わるので注意が必要。

型:華車刀・三角切留・引疲

場の流れで、構えの取り方・打太刀・仕太刀の位置の取り方・攻防の成り立ち等解説。型を行う際に、時々ある相対できない意味が判り反省と学びになった。構えの曖昧さと我の問題が絡む。今日丁寧に解説をしたら、参加者全員の構えが一変したので何か掴んで貰えたのかな。
 この辺の話は、本来は型稽古をとおして相手と向きあう中で自得しなければいけない部分なのだが自分の悪い癖が出てしまった。武術に限らず体感をとおして自得して理解を深めていくのが大切。