2022年2月12日 稽古録
杖:型の手順から、少しずつ型のやり取りと型の構成について稽古ができる様になって来たので参加してくれる会員に感謝です。構えの確認から、基本打ち各種を練習。下段打ちの抑えは、打ち返すのではなく杖を差し込む様に出来ればまずます。
型:組杖一本目の新旧型を稽古。この型で大切なのは、体の捌きを大きくし過ぎないです。捌きが大きいと打ちに追われてしまうので、交点を活かして適度な位置関係が作れるように。
剣術:構えから素振りへ。上段付・八相基本受けを前後の動きで確認。上段付けは、三角切留で活きてくるのでしっかり練習して貰えたら。この動きの注意点は、下半身と上半身
の一致(剣体の一致)を優先する事です(打ちの強度を求めない様に)
切落の初歩は、中心を取る事よりもまずは正しく相手の軸線上に真上から打ち込む。この動きが馴染んできたら中心を意識した動きへ変化していく様に。
型:華車刀・三角切留
華車刀の打ちに付いて各自に解説。華車刀の打ちは、途切れず流れで打ち、待太刀へ意識の間を作るところが有ります。ここができないと変化の太刀の学びにならないので。
二刀:久しぶりに、満時・横満時・小太刀立・柳雪刀と流して稽古。
二刀の基礎は、歩み方、打ちへの意識の持ち方にあります。この技術は小太刀で稽古すると大きく養われるので段階的には、小太刀の後に学ぶのが順序としては良いのかと思う。ただ小太刀は緩みと集中力、そして半身が問われるのでこれはこれで難しい……。
居合:今日の稽古から坐構え居合の学びの基礎として導入。当会の中心居合は坐(正座)居合十二本を基軸に基本居合・応用居合と展開しています。座構えは慣れないと足の甲に重さが掛かり非常に難儀しますが慣れてくれば居合における身体運用に有益となるので自分も含めて今一度修め直したいと思っています。
型:坐居合・一本目、八本目
八本目は、切先返しと体捌の一致がポイントとなります。基礎の体捌をしっかり稽古して次の段階として対人を意識した体捌に変化していきます。型としては、対人を意識した体捌が正しいので段階をおいて稽古をしていることを忘れない様に。
柔術:突身・撞木小手返
突身は、半身による体の捌と肩の落としを稽古していきます。
撞木小手返は、受けの中心取と撞木の使い方・余計な動きをしないことの学びが、大切になります。