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流れと崩しの理解

古武術稽古会 柳心会 2022年4月9日 稽古録

杖:縦の動きの確認から。当会身体運用の要となる動きなので、杖の両端を意識しながら練習。その後、薙刀の素振りを杖で練習。刃・石突を意識する事で、道具による扱いの相違を感じて貰えればと思う。

掛かり稽古:袈裟打・切先返・突きなどを繋げて。特に小手切はあまりやらないので良い練習になったかと。

組杖二本目:打方の袈裟打ちを受け返す際の膝と杖の扱いが最初のポイントになります。この部分を観るだけで、その人の理解・熟練度が判ります。大切な事は打方の流れを受け入れながら崩れる事で、状況の変換を行う。

柔術:受け身の基礎を確認してから、日頃おこなうやり方と違う前廻り受け身を練習。この受け身は半身を意識するには良い反面、空中前転の様になり易く、腰を痛める可能性もあるので注意が必要。

正面打ち・袈裟打ち:半身の入換を意識しながら、中心を空けずに打てる様に練習。特に袈裟打ちは中心が空き易く、しっかりと意識付けした練習が大切。
受け崩し:受けの正面打ち・袈裟打ちを受け、取はその流れを捉えて崩す様にする。撞木小手返:歩みからの通常版と受けの頭部への当身を入れての二種類で練習。

剣術:小太刀を使って、柔術で稽古した受け崩しと同じ内容を太刀取の形で練習。

【1】
①太刀を受け、その流れを受け入れながら仕太刀は後方にしゃがみ、打太刀の腰を崩す。
②崩しの形が取れたら、小太刀と中太刀の交点を崩さず打太刀の柄頭を柔らかく掌で包み縦に巻き取る様に運用する。(結果として太刀取の形を作る)

【2】
①袈裟打ちを受け、取は小太刀の切先を返す様にして小手詰の形に運ぶ。
②小手詰の形から、打太刀の腕を取り小手崩をかける

この様な稽古をする際に大切な事は、打太刀が丁寧に柔らかく中心を捉えて斬り続ける動きが出来るかどうかに掛かっています。ただ打ち、受けられたら静止(固定)してしまうような動きは当会の稽古においては宜しくないので気を付けたいところです。打太刀が固定ではなく静止できるのであれば、段階の稽古としては有益ですが現状では成り立たないので。