柳心会で学ぶ剣術の基本打ちの一つに八相の構からの袈裟打ちがあります。当会の道具(木刀・刀・杖等)の扱い方の基本的な考え方は「楽に柔らかく扱い体を乗せる」というのが有り、それを体感するのに剣術では八相構えからの袈裟打ちが一番わかり易いからです。他にも剣術の稽古体系として袈裟打ちの切返(左右の袈裟打ちを繰り返す)稽古を重要視している事もあります。
切返稽古も始めは、互いに一足一刀の間合で向き合い互いに袈裟打ちを打ち合う事から始め、受けと打ち、遠間からの打ちなど状況を変えて段階的に稽古内容を深めて行きます。初心者も上級者も同じ稽古の中で、それぞれの質の向上を目指せる様にしています。