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体捌の大切さ

古武術稽古会 柳心会
2022年4月30日 稽古録

杖:膝の緩みから廻杖へ。久しぶりに背面突きなども織り交ぜながら練習。一人杖の表・裏を確認してから相対で動きの確認。相対稽古でのそれぞれの役割を俯瞰してみていると中心への意識の持ちようが現れていた。中心感覚がどの程度育っているかの良い試金石になるかな。

型稽古:組杖一・二本目
組杖一本目:次の課題として打方との間合いとポジションの確認を
組杖二本目:最後の突き入りをしっかりと練習。

柔術:柔術の基礎として、肩抜落・肩抜返・小手返を練習。受けの軸・中心・肩の状態を俯瞰して抑えて掛けられることが大切。特に小手返では手首の関節を極めずに掛けられるように。
型稽古:撞木小手返・肩抜(基本・間取)
撞木小手返:Yさんの動きが良くなって来た感じ。
中心の捉えと軸の崩しを意識して、動きは末端から肩へ中心へと繋げていくように。
肩抜:基礎では体を捌いて内受けから縦の体捌で崩していく。間取では、体捌きの間で受けの中心へ入り捌き崩す。

剣術:巴合せから崩し(散し)を練習。巴合せは相手の動きを把握して受け流しを繋げていく。次の動き先読みして動かない。必ず受ける事が肝要。
崩し:袈裟打側は、どのあたりを打つのかしっかりと理解する事。真っ向打側は、受ける位置と形を曖昧にせず行い、真っ向打ちをしっかり打つ。この辺りの基礎を理解した上で、間詰でやり取りを稽古していきます。
型稽古:基本組太刀二本目・三本目
基本組太刀二本目:打太刀は車之打を丁寧に、仕太刀は受け捌くことが大切。この捌きは柔術でも同様の動きがあるので別々に考えない様に。

基本組太刀三本目:この型は、三手しかなく打太刀・仕太刀ともにほぼ同じ動きになるので、余裕をもって相手の動きを観て抑えることが大切になります。

居合:基本居合と坐居合三・五・十一本目・各自課題
坐居合五本目からの流れで十一本目を練習。坐の八本目と十一本目の違いをどう捉えるかで型の深みが変わってきます。坐居合三本目の最初のポイントは、切先の位置と鞘なりに抜くことになります。縦の体捌が活きて来るので自分の動きを確認しながら稽古を重ねて下さい。