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Blog 稽古録

手順通りに動く

2022年1月15日稽古録

 杖:一人杖からゆっくりと確認。身体が温まったきたところで、対人稽古へ、相手を置くことでしっかり打つ、両腕をしっかり伸ばす等の基礎の確認を踏まえて練習。最後の誘いの部分は、打の動きを感じ、先に動かない様に相手を捉え続けることが大切です。来週は、組杖が少しできれば良いかな。

 柔術:受け身は場所を選ばずに柔らかく動くことが肝要、硬いからこそ身体を柔らかく動かせる様に。前廻受け身は、肩の前方への旋回運動が分離せずに動き頭部を入れ込んで廻れればまずまず。

 肩抜系の基礎を練習する時は、丁寧に手順を踏んで掛けることが最初のハードルとなります。自分も含めて省略して動きを行ってしまうのが普通なので、ここを我慢して掛けられるかがポイントの一つ。

 型:「突入」の構え、動きを整理して練習。この基本を踏まえて柔術稽古をやっていく予定。柳心会でやる柔術は、道具を活かす体術でありたいので忘れずに進めていければと思う。

 剣術:基本各種をこなしてから、巴合の解説をいれながら練習。相手の動きを規定して捉えない様に注意が必要。右でも左でも相手を捉えて動けば問題はないので、頭を柔らかくして。

 型:華車刀・三角切留・右旋左転(初伝遣い)

華車刀:最後の腰斬りは、しっかり腰を斬る様に。これができないと先の稽古ができないので(打つ場所をコントロールできないと怪我の元となります)

三角切留:まずは寄りの動きを覚え、不用意に下がらず受け流す形を作る。

右旋左転:受け流して待ちの裏を取る意識を持ち、待ちの返し打ちを受ける。

居合:腹抜きの確認を久しぶりに行ってみる。抑えられといつも行っている動きが忘れがちになるのが判るので良い稽古かと思う。抑えられた刀をどうにかする稽古ではないので何を学ぶのか考える事が大切です。

 型:向覃中刀・逆覃中刀・後肩留刀
右足前・左足前の稽古から、後ろへ廻り切先返しへ。むかし師匠から左足前の方が速く動けると終わって久しくその意味が体感できなかったが自ずと整うと自然とわかるものだなと。細かいポイントを教わっても稽古を続けて自得できる段階までこないと観えて来ないものだなと。体感と型の動きが一致してくると面白くやりがいがあるものと思える。抜くだけの難しさを一歩一歩修めて行ければと思う。

☆後肩留刀 

「右膝を立て柄を握り其膝下たより刀を抜きながら右より後ろへ廻り(尤も後ろ正面となる)、切先を上になし共に左足を踏み込み切先のむねに左手を副へ然して、右足を少しく引きながら、其場に折敷き副へたる儘刀を上段になし而して立ち上る、と共に両足を並べ真直し左足を引きながら(形を変えるなり)前へ切落し、後ろ正面の儘にて刀を鞘におさむる事前様にありて坐するなり」