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中心を観て捉える

古武術稽古会 柳心会 2022年2月26日 稽古録

朝から失敗をしてしまったが、小難にできたので良かった。思い込みで動くのではなく確認をしっかりやらなければと反省!!

杖:横払いから、組杖五本目の部分稽古へ。左上段で横払いを打ち落とす際は曖昧に行わずしっかりとやる様に。そして道具の動きをみて対応しない様にすることです。相手と向き合ったら捉えるべき場所は中心で追い続けて下さい。
部分稽古では、場を整えて的確に稽古ができる様にしています。稽古方法を確認しながら行ってもらえればと思います。

柔術:膝の緩みの流れで、歩みから受けの手首付近を掴み膝の緩みと動きの一致で軽く抜きを掛ける稽古をやってみる。この程度の動きで受けが崩れることは無いので、崩す事よりも自身の動きの一致を大切に。相手を崩すためには、基本受けの協力が必要です。稽古では、状況と条件を設定の上で稽古を行っているので「何をいま稽古するのか」を観えるように各自の工夫が必要です。

型:小手詰・四方崩

四方崩:縦の動きと顔の向きについて少し説明。些細な動きで受けは崩れます、廻らずに縦に縦に。稽古の流れで状況次第では、返し技の流れになることもやってみる。思いのほか良い流れだった。

剣術:上段の斬付をする際の撞木足に付いて説明。どの動きが正しいかではなく、要点を各自の段階で、できているかが大切。

剣術の基本受けとして、引き受けを練習。これは木刀の消耗を抑えるのと打太刀の姿勢を矯正するのに良いかもしれない。掛かると打ちの腕が良くなる。流れで吸収受けとの違いも。※基本的に中心を捉え続ける打となった場合、どの受けの技術も意味をなさなくなるが、技術の一端として習得は大切。

型:華車刀・三角切留・巻太刀

巻太刀:巻太刀をする際の条件と太刀の落とし方について説明。

師匠は、寄・待太刀ともにやるべき事が出来ている前提で指導をしてくれたが、この型は前提として寄太刀は「撃たせる」・待太刀は「車之打ちを正しく」打てないと型にならない。さらに待太刀が真の意味で打ってきた太刀を巻くのは至難の技。とは言ってもやるべき術は教示してくれたのであとは各自の工夫次第というか宿題か。

居合:今日は柔術でやるべき動きを確認。久しぶり過ぎて形を間違ってしまったのは残念!!(時々やる様にしようかな)坐構を対人で練習。互いに稽古する事で何をやるのか少しは伝わったかな。自分自身まだまだなので稽古を重ねながら上達して行ければと思う。